会話の中でつい相手より優位に立とうとしてしまい、後から落ち込むことはありませんか。
自分のマウント行為に気づいて改善したいと考える姿勢は、コミュニケーション改善のための素晴らしい第一歩となります。
今回はマウントをとる会話の具体例を、種類ごとに詳しくご紹介します。
具体的な会話例を知ることで、自分の話し方の癖を客観的に見直すことができるでしょう。
周囲との良好な関係を築くための具体的な解決策も解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ICF認定コーチ浅井元規相手を尊重するコミュニケーションを身につけて、心地よい人間関係を作っていきましょう!
【この記事でわかること】
- マウントをとってしまう原因は、自分に自信がなく周囲に認めてもらいたいという不安な心理状態にあります。
- 具体的な会話例を学ぶことで、自身の話し方の問題点に気づき客観的に修正ができます。
- 会話の悩みを根本から解決するためには、自己理解を深められるコーチングスクールの活用が有効です。
マウントをとる会話例の理解を深める基礎知識
良好な人間関係を築くためには、相手より優位に立とうとする言葉の特徴を知ることが大切です。
まずは会話の例を学ぶ前に、土台となる知識を身につけていきましょう。
マウントをとってしまう心理状態
人は自分に自信がないときに、他者に勝つことで安心感を得ようとしてしまいます。
周囲から認めてもらいたいという承認欲求が強すぎると、無意識に自慢話をしてしまうのです。
自分の弱さを隠したい気持ちが、相手を低く見る態度として表れてしまいます。
ICF認定コーチ浅井元規自分を大きく見せたいときは、心に不安を抱えていることが多いです。まずは自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
マウントをとる会話例を知るメリット
自分の発言パターンを知ることで、周囲とのやり取りに多くの良い変化が生まれます。
具体的な利点を理解して、より良い話し方を目指していきましょう。
会話の生産性を高められる
日常生活ではもちろんビジネスのシーンにおいても、無駄な自慢話を減らすことで、本当に必要な話し合いに集中できるようになります。
お互いの意見を素直に聞き入れられるため、業務の効率も大きく向上するでしょう。
余計な対立を減らせる
相手を刺激する言葉を使わなくなれば、日常でのコミュニケーションや職場での対立を防ぐことができます。
お互いを尊重する雰囲気が生まれ、毎日のコミュニケーションがとても穏やかになります。
離職を減らせる
居心地の良い環境を作ることができれば、仲間のやる気が高まり職場を辞める人が減ります。
言葉遣いを意識するだけで、チーム全体の信頼関係を強くしていくことが可能です。
ICF認定コーチ浅井元規まずはメリットやその影響を理解することで、自身がマウントを取ってしまわないよう気をつける意識も自然と高まっていきます。
マウントをとる会話例の種類
他者より優位に立とうとする発言には、いくつかの明確なパターンが存在します。
ここでは代表的な4つの種類について、詳しく確認していきましょう。
知識をひけらかす
自分が持っている情報や言葉の知識を使って、相手より賢いことを証明しようとする行為です。
相手が知らないことを責めるような言い方をしてしまい、周囲を困惑させることがあります。
経験・能力をひけらかす
過去の実績や仕事のスキルを自慢して、自分の立場を上にしようとする行動です。
努力してきたことは素晴らしいですが、伝え方を間違えると周囲に嫌悪感を与えてしまいます。
所有物をひけらかす
自分が持っている高価な品物やお金の価値を伝えて、豊かさをアピールするパターンです。
物質的な豊かさで人の価値を決めるような発言になりやすく、相手を傷つける可能性があります。
人間関係をひけらかす
家族の状況や知人関係の充実度を比べて、自分の幸福度をアピールするパターンです。
幸せの基準は人それぞれ異なるため、結婚や子育てなども含め、個々の人間関係や人生を比べる発言は反感を買いやすいでしょう。
ICF認定コーチ浅井元規パターンの具体例を知ることで、例えば自分では認識していなかった無意識のマウントに対しても気づきを得ることができます。
知識でマウントをとる会話例
ここからは、それぞれのパターンの具体例を見ていきましょう。
まずは、知識をアピールして相手より優位に立とうとする具体的な会話の例を解説していきます。
例文1.常識を語るケース
相手が違う方法をとっている時に、普通はこうするよねと伝える会話の例です。
Aさんこの資料のグラフは、いつも手作業で数値を入力して作っています。
Bさん普通は自動で連動するように設定するよね。そんなやり方をしている人は初めて見たよ。
自分のやり方が正しいという押し付け、また、相手が自分の手順を否定され見下されていると感じてしまいやすい言い方です。
例文2.歴史や語源、背景を語るケース
言葉の古い歴史や背景を知っていることをアピールする会話の例です。
Aさん新しい企画の名前、〇〇はどうでしょうか?
Bさんその言葉の語源を知ってる?歴史的な背景まで理解しないと意味がないよ。
このような発言に続き、相手や周囲が求めていない解説を長々と続けてしまうケースも少なくありません。知識の豊富さを見せつけている、と感じさせてしまう可能性が高いケースです。
例文3.業界用語・カタカナ用語を使うケース
ビジネスで使われる専門的なカタカナ言葉をわざと多く使う会話の例です。
Aさん来週のミーティングの資料を作成しましたので、ご確認をお願いします。
Bさん全体のグランドデザインが見えないし、エビデンスが弱いよ。もっと解像度を上げて、バリューを出せるようにリバイスしておいて。
特別使う必要性は低いと考えられるカタカナ言葉を並べることで、“仕事ができる自分をアピールしている”と相手に感じさせてしまうケースです。
ICF認定コーチ浅井元規知識を伝えるときは、相手が理解しやすい言葉を選ぶことが大切です。教える姿勢ではなく、共有する意識を持ちましょう。
経験・能力でマウントをとる会話例
次に、自分のこれまでの実績や立場を使って、相手を圧倒しようとする会話の例をご紹介します。
例文1.スキルや実績をアピールするケース
過去の自分の成果と比較して、相手の努力を小さく見せようとする会話の例です。
Aさん今月は新しい契約を3件も取ることができたので、とても嬉しかったです。
Bさんそうなんですね。私が若い頃は、その倍以上の契約を毎月取ってたな。
相手の成果を素直に褒めず、自分の過去の栄光を自慢し優位に立とうとしている、と感じさせてしまうケースです。
例文2.学歴や職歴をアピールするケース
過去の経歴や出身校の名前を出すことで、自分の能力が優れていると主張する会話の例です。
Aさん新しいプロジェクトの企画書ですが、全体の構成をまとめるのに少し苦戦しています。
Bさん私は前職の有名IT企業で叩き込まれたから、このくらいのボリュームなら1時間で終わるよ。
相手の大変さに寄り添わず、自分の経歴を優秀さの証明に使い、優位に立とうしていると感じさせてしまう話し方です。
例文3.古参をアピールするケース
経験年数の長さを理由にして、新しい仲間の意見を聞き入れない会話の例です。
Aさん業務の効率を良くするために、新しいツールの導入を提案したいと考えています。
Bさんこの部署のことは昔からすべて知っているから、今まで通り私の指示で動いていれば間違いないよ。
長くいることだけを根拠にして、周囲の新しい提案を頭ごなしに否定している、と感じさせてしまう話し方です。
所有物でマウントをとる会話例
次に、持ち物や経済的な豊かさを利用して、相手より上の立場になろうとする会話の例を見ていきましょう。
例文1.高級品や希少品をアピールするケース
物の価値を自慢することで、自分自身も特別な存在だとアピールする会話の例です。
Aさんとても素敵な時計を身につけていらっしゃいますね、よくお似合いです。
Bさんこの時計は世界に数百個しかない限定品だから、手に入れるのが本当に大変だったんだよね。
手に入れにくい品物を持っていることを自慢し、自分のステータスを高めようとしている、と感じさせてしまう可能性が高い話し方です。
例文2.お金をアピールするケース
収入や貯金の多さを遠回しに伝えることで、経済的なゆとりを見せつける会話の例です。
Aさん最近は色々な物の値段が上がってしまって、毎日の買い物が大変ですよね。
Bさん私は毎月の自由なお小遣いがたくさんあるから、値段を見ないで買い物をすることが普通になってるよ。
相手の生活の苦労に共感せず、自分の“当たり前”、または、自分を“大きく見せる”ようなことを語ることで、自分が優位なことをアピールしていると感じさせてしまうケースです。
例文3.住宅をアピールするケース
大変だという愚痴の形をとりながら、実は家を購入した自慢をしている会話の例です。
Aさん休みの日はどのように過ごされているんですか?
Bさん休日も結構忙くて。新築の一戸建てを都内に買ったんだけど、庭の手入れや掃除が本当に大変で…
一見すると苦労話のようですが、都内に一戸建てを持ったことを誇示している、と受け取られやすいケースです。
人間関係でマウントをとる会話例
次に、プライベートや家庭の状況を比較して、自分の幸せを主張する会話の例を見ていきます。
例文1.既婚をアピールするケース
結婚していることが正しい、という価値観を押し付ける会話の例です。
Aさん休日は自分の趣味の時間を大切にしていて、一人の生活をとても楽しんでいます。
Bさん結婚して初めて一人前になれるから、あなたも早く良い人を見つけて落ち着いた方が安心できるよ。
相手の現在の生き方を否定し、自分のライフスタイルを正解とするような伝え方のため、相手の反感を買いやすいケースです。
例文2.子育てをアピールするケース
親としての充実感を自慢しながら、相手を羨ましがるふりをする会話の例です。
Aさん週末は家でゆっくり読書をしたり、好きな映画を見たりしてました。
Bさん子どもがいると毎日が本当に忙しくて大変だから、自分の時間がある生活が羨ましいな〜。
大変だと言いながらも、“子どものいる自分の家庭が充実している”と相手に捉えられてしまう可能性があるケースです。
例文3.独身をアピールするケース
自分の自由な生活を誇るために、家庭がある人の苦労を決めつける会話の例です。
Aさん子どもの送り迎えや家事の分担など、平日の夜はいつも慌ただしくて…
Bさん自由にお金と時間を使える独身が一番気楽だから、家族に縛られている人はその点ちょっとかわいそうだよね。
独身のメリットを主張するあまり、家庭を持つ人の生活を一方的に哀れんでしまっているため、相手に不快感を与えやすい話し方です。
ICF認定コーチ浅井元規幸せの形は人それぞれで異なります。まずは「自分の基準を他人に押し付けてしまっていないか」に意識を向けることが、お互いに心地よい関係作りの第一歩となります。
マウントをとる会話の悩みを解決するには?
自分が無意識にマウントをしてしまう悩みや、他人のマウントが面倒に感じる悩みを持つ人は多いです。
自分と他者を介した悩みは、コーチングを受けることでも解決に導くことが可能です。
コーチングでは、自分がどのような瞬間に不安を感じて自慢したくなるのかを客観的に観察できます。
まずは自己理解を深め、自身の言動の根本的な想いや理由を把握することが大切です。
その上で、相手を尊重するコミュニケーションを意識することで、自分自身の心にも大きなゆとりが生まれていくでしょう。
自身をより理解し、他者の成果を素直に喜べるようになると、無理に自分を大きく見せる必要も自然となくなっていきます。
ICF認定コーチ浅井元規コーチングは無料体験を行なっているサービスも多いので、どんな発見があるか、ぜひ一度試してみてください。
マウントをとる会話に悩んだときにおすすめのコーチングスクール
話し方の根本的な原因を見つけ、確実なコミュニケーション力向上を図るためには、プロのコーチから学ぶことが最も近道です。
特におすすめのコーチングスクールの一つとして、CAM Japanがあります。

コーチングを学びながら、「自己理解力」や「本来の自分の在り方」を磨くことで、自身の意識的、また無意識下のマウント状態の改善や、他者と円滑にコミュニケーションがとれる力を育みます。
CAM Japanのプログラムでは、脳科学や心理学のエビデンスに基づいたカリキュラムにより、精神論ではなくロジカルに納得して習得することが可能です。
最大12名の少人数クラスで、プロコーチから質の高いフィードバックを受けながら着実に成長ができます。
国内相場の半額以下(9.9万円〜)の価格帯のため、日常生活に活かしたい場合でも取り入れやすいプログラムです。
無料説明会も開催しており、プロのコーチからコーチングやコミュニケーションなどの疑問に回答してもらうことも可能です。
ICF認定コーチ浅井元規無理に受講を勧めることは一切ないので、お悩みを抱えている方はぜひ無料説明会に気軽に参加してみてくださいね。
結論|マウントをとる会話例を学んで人間関係の悩みを減らそう!
他者より優位に立とうとする言葉の例を知ることは、自分の振る舞いを見直す良い機会になります。
心理状態を理解して言葉遣いを変えていけば、周囲の信頼関係や人間関係は確実に良くなっていくでしょう。
まずは一歩ずつ、丁寧に対応を振り返ることで、ぜひお互いを高め合えるような素敵な人間関係を築いてくださいね。


