【プロコーチが解説】コーチングでマネジメントの効果を上げる!おすすめ本も紹介

【プロコーチが解説】コーチングでマネジメントの効果を上げる!おすすめ本も紹介

チームや組織を成長させるための手段としてコーチングが注目されています。ただ、マネジメントと何が異なるのか、よくわからないという方もいるでしょう。

今回は、コーチングとマネジメントの違いをおさらいしたうえで、コーチング型マネジメントの実践方法を解説します。

コーチングとマネジメントに関連する本・セミナー・資格も紹介しているので、気になったものがあれば、ぜひ学習計画に組み込んでみてください。

もくじ

コーチングとマネジメント、ティーチングの違い

コーチングとマネジメントの関係を知るには、それぞれの違いを理解することが重要です。

コーチングとは、自発的な行動や能力開発を促す受容的なコミュニケーション・対話のことです。

マネジメントは、ヒト・モノ・カネなどのリソース資源を活用したり、リスク管理をしながら、会社やチームの目標達成目指すことです。

マネジメントは、コーチングと違ってコミュニケーション・対話をさす言葉ではありません。コミュニケーション・対話はあくまで管理・経営における手段です。
その点、コーチングはマネジメントの手段だといってよいでしょう。後述しますが、マネジメントとコーチングの相性はよく、すでにコーチング型マネジメントという言葉も普及し始めています。

ティーチングは、自分の知識・経験に基づき子どもや生徒、部下などを指導することを意味します。

ティーチは教えるという意味を持つので、コーチングとの違いを理解するには、教えるという意味に立ち返る必要があります。

コーチングが対象者から引き出すことで能力を開発するのに対して、ティーチングは対象者に与えることで能力を開発することがわかります。

与えるという立場が存在する以上、ティーチングを受ける立場は低くなってしまう傾向です。ティーチングを行う際には、押しつけるような指導にならないように配慮が必要でしょう。

コーチング・マネジメント・ティーチングの比較表

ここまで解説したコーチング・マネジメント・ティーチングの要点を比較表にまとめました。

コーチングマネジメントティーチング
意味自発的な行動や能力開発を促す受容的なコミュニケーション経営・管理自分の知識・経験に基づき指導すること
目的目標達成に向けて能力・行動を開発すること会社やチームなどを健全に運営すること理解・習得・学びを促すこと
対象個人チーム・リスク・時間・プロジェクトなど個人・チーム

コーチング型マネジメントとは?

コーチングとマネジメントの違いに触れながら、コーチングはマネジメントの手段となり得ることをお伝えしました。

マネジメントにコーチングを組み合わせた管理方法は、コーチング型マネジメントと呼ばれるようになっています。

コーチング型マネジメントは、従来のマネジメントで解決できなかった課題に対処できる可能性があります。

引き続き、コーチング型マネジメントの概要をはじめ、メリット・デメリット、必要なスキルなどを解説します。

概要

コーチング型マネジメントは、コーチングスキルによって組織の自主性・自発性を高める経営・管理です。

従来のマネジメントでは、チームのメンバーにリーダーが指示を出し、メンバーが言われたことを遂行するのが一般的でした。

その点、コーチング型マネジメントでは、リーダーが指示を出すだけでなく、メンバーと積極的に対話をします。

対話の中でメンバーの視点や考え方、行動の選択肢を増やし、目標達成に必要なアクションを促します。

メリット

コーチング型マネジメントのメリットはさまざまあります。主なメリットは下記の通りです。

【リーダーの負担を減らせる】

コーチング型マネジメントの大きなメリットとして挙げられるのが、チームのメンバーを自走させられることです。

一般的なマネジメントでは、チームのリーダーがメンバーに指示をします。しかし、メンバーが一人立ちできなければ、リーダーが指示を出し続けることになり、体力的・精神的な負担を強いられるケースも珍しくありません。

その点、コーチング型マネジメントでは、対話によってメンバーの自発的なアクションを促します。指示待ちのメンバーを減らすことでリーダーの負担が和らぎ、マネジメントも円滑になっていくでしょう。

【適材適所を実現しやすくなる】

コーチング型マネジメントでは、メンバーとのコミュニケーションがベースとなるため、通常のマネジメントよりも、メンバーの考え方や価値観、能力などを正確に把握しやすくなります。

リーダーがメンバーに対する理解を深められるので、適材適所を実現しやすくなる可能性が高いです。

たとえば、メンバーが得意な業務を担当できれば、チームの生産性が高くなります。苦手な業務で自信をなくして退職する事態も減らせるでしょう。

ミスマッチングはチームにとって深刻な事態をもたらすことが多いです。ミスマッチングを解消しやすくなるのは、コーチング型マネジメントの見過ごせないメリットではないでしょうか。

デメリット

コーチング型マネジメントには、メリットだけでなくデメリットもあります。

コーチング型マネジメントでは、メンバーと対話して自ら行動に移してもらいます。

対象者によっては、行動に移す意味を見出すのに時間がかかり、アクションまでに時間がかかるかもしれません。ときには、アクションを起こさないという選択も想定されます。

その点、ビジネスではスピード感が求められる場面も少なくありません。その場合は、指示を出してスムーズにタスクをこなしてもらったほうが、マネジメントが円滑に進むはずです。

したがってコーチング型マネジメントでは、指示を出す場面と対話をする場面を臨機応変に使い分けることも重要になってくるでしょう。

必要なスキル

コーチング型マネジメントでは、対象者の考えやアイデアを引き出してメンバーを成長させ、チームを円滑に運営します。そのためには、傾聴・質問・承認・フィードバックのスキルが求められます。

【傾聴スキル】

メンバーの悩みや課題に対する考えなどを聞くスキルです。メンバーが話しやすいように、相づちをうったりうなづいたりするなど、自然に共感を示す表現が求められます。

【質問スキル】

自分の頭で考えて自分で答えを見出せるように問いかけるスキルです。自由な形式で回答してもらうオープンクエスチョンや、回答の選択肢を狭めるクローズドクエスチョンなど、さまざまなスタイルを使い分けて質問をします。

【承認スキル】

メンバーの考えやプロセス、成果などを認めるスキルです。メンバーから信頼を得るために必要になります。ささいなことを見逃さずに、本音を織り交ぜ自然に認めていく姿勢が求められます。

【フィードバックスキル】

メンバーとのやり取りで感じたことを伝えるスキルです。フィードバックによってメンバーが新たな気づきを得られる可能性があります。ネガティブなフィードバックでトラブルが生じないよう、信頼関係を構築しておくことも重要です。

コーチング型マネジメントの実践方法

コーチング型マネジメントのメリットを知って、実践してみたいと思えた方もいるでしょう。ただ、どのような場面で実践するのか、イメージが湧かない方もいるかもしれません。

続いて、代表的なコーチング型マネジメントの実践方法を解説します。

人材教育

コーチング型マネジメントの実践方法として人材教育が挙げられます。

チームで成果を高めるには、多様な人材の能力をいかに発揮させるかが鍵を握り、人材教育が不可欠です。

コーチングは対話で対象者の能力を引き出す手段なので、マネジメントに活かさない手はありません。

マネジメントの過程で定期的な対話をセッティングし、目標の明確化、行動計画表の作成、うまくいかなかったときのフォローなどの実践を検討してみるとよいでしょう。

メンタルケア

組織やチームのメンバーは、業務の失敗や人間関係のトラブル、家庭の悩みなどによって、ストレスをため込んでしまうことがあります。

メンタルケアがうまく機能しないと、メンバーが組織やチームから離脱してしまうリスクが高まります。

その点、コーチングは対話によってメンバーに気づきを与えられます。ストレスの原因に対する認知や行動を変化させたり、対処法に気づかせたりすることで、メンバーのストレスを軽減させられるかもしれません。

基本的には、リーダーがメンバーの悩みを1on1ミーティングで聞き出しつつ、メンバーが自分の考えや意見に気づけるように支援します。

ストレス検査はもちろんのこと、場合によっては産業医面談の設定や仕事軽減措置なども検討して、柔軟にマネジメントをしていくことも不可欠です。

目標管理

目標管理は、マネジメントをするうえで切り離せないプロセスです。

コーチングを意識すれば、よりメンバーが納得しやすい目標を設定しやすくなります。

具体的な実践方法としては、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを駆使する方法が挙げられます。

「今から○年後にどうなりたいですか?」などの質問で理想像を自由に話してもらい、「特に叶えたい目的はどれですか?」「特に取り組むべきことは何ですか?」などの質問で目的やアクションを絞り込んでいく流れです。

その後、「いつ?」「どこで?」「誰のために?」「何を?」「どのように?」といった質問を続けていけば、目標達成に必要な具体的なアクションに気づいてもらえます。

自分で見出した目標であれば、主体的に行動を起こしてもらえるでしょう。なお、「なぜ?」のように理由を問う質問はメンバーが萎縮する恐れがあります。なるべく使わないほうが望ましいかもしれません。

コーチング型マネジメントの注意点

コーチング型マネジメントには、たくさんのメリットがありました。ただ、コーチング型マネジメントには思わぬ落とし穴も潜んでいます。

コーチング型マネジメントを成功させるために、注意点も押さえておきましょう。

サポート・連携が不可欠

コーチングでは対象者に自発的な行動を促せますが、必ずしもメンバーのアクションがチームのためになるとは限りません。

たとえば、メンバーの行動によって取引先を失い、経営に打撃を与えることもあり得ます。

自主性を尊重しすぎてサポートを怠れば、失敗のリスクが高まるでしょう。

メンバーが想定外の行動を起こさないように、連携を密にすることが重要です。

1対1で実践する

マネジメントはチームを統括する業務であり、複数人に対して同時に実施するイメージがあります。たとえば、マネジメント業務として行われるミーティングは、複数人を集めてその後の方針を決めます。

その点、コーチング型マネジメントでも同じように、複数人に対して同時に実施するのは、あまり望ましいとはいえません。

コーチングは当人から話を聞くスタイルで進めるので、ほかのメンバーがいる前だと本音を引き出せない恐れがあります。

建前の対話をしてしまえば、コーチングの結果も変わり、メンバーの自発性を高めるのは難しくなるでしょう。コーチング型マネジメントは、1対1で進めることが大切です。

マネジメントに役立つコーチングの本

マネジメントにコーチングを取り入れる自信がない方もいるでしょう。その場合は、コーチングについて書籍で学習してみるのもおすすめです。

ここでは、マネジメントに役立つコーチングの本をピックアップしてみました。コーチングを活かすためのヒントを見つけてみてください。

図解コーチングマネジメント

¥1,100 (2024/02/09 00:00時点 | Amazon調べ)

コーチングの理論・実践に関するエッセンスを図解でシンプルに解説した本です。

話を聞くことの意味や、オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン、マネージャーがコーチングを学ぶメリットなどを解説しています。

One ON Oneのコミュニケーションや、リマインドさせることの必要性なども図解で説明しているので、コーチングで大切なことを直観的に理解できるでしょう。

組織の強化・変革を目指しているマネジメント職におすすめできます。

神コーチング 人が育つ言葉

¥1,650 (2024/02/09 00:08時点 | Amazon調べ)

元北海道日本ハムファイターズコーチが若手が育つ上司のコーチングスキルとマインドについて解説した本です。

昭和の指導スタイルを捨てきれない鬼コーチというキャラクターを登場させ、意識転換の仕方を物語で考え、コーチングの要素である「傾聴スキル」「承認スキル」「質問スキル」を学べる内容になっています。

職場のコミュニケーションに使える「育つ言葉集」を掲載しているので、コーチングの対話で使える言葉を知りたい方にも役立つでしょう。

部下のやる気はいらない 「一歩踏み出す」からはじめるコーチング

「部下のやる気を出させるための方法を考えるのは間違い」という前提のもと、やる気に左右されず部下に成果を出してもらうコーチングメソッドを解説した本です。

コーチングとは何かを序章でおさらいしたあと、部下が一歩前に踏み出すコーチングレディのステップとして、「信頼関係の構築」「自分のいる環境や自身の強み・弱みの言語化」「達成した目標からの行動計画策定」などを学べます。

本書を読めば、やる気ではなく行動のきっかけをデザインすることが、部下の自走につながるとわかるでしょう。

部下のやる気を出そうとして空回りしているマネジメント職の方にピッタリです。

図解入門ビジネス 最新 コーチングの手法と実践がよ~くわかる本[第4版]

コーチングの手法と実践方法を図解でよくわかるように解説した入門書です。

コーチングのニーズが加速している理由をはじめ、コーチングの手順を詳しく解説しています。

セッティングのポイントや、スタート時の会話の心得、アクションプラン作りなど、実践的な内容を知ることができます。

パワハラになる質問・ならない質問にも触れているので、メンバーとのトラブルを回避するポイントを知りたい方にもおすすめです。

できる上司は会話が9割: 「困った部下」が戦力に変わる、コーチングのスゴ技

困った部下を戦力に変えるためのコーチングテクニックを紹介した本です。本書によると、対話を少し工夫することで、部下が自分で動き出すようになるとのことです。

「ほめるよりも承認を活用する」「なぜそれをするのかについて理由を伝える」など、対話で意識すべきポイントを学べます。部下との対話に活かせるセリフ調の言葉が掲載されているため、現場ですぐに使える手引書として活用しやすいです。

マネジメントにおける対話のコツを学んで、チームの戦力を増やしてみてはいかがでしょう。

ビジネスコーチング大全

延べ10万人超、累計1万時間超のセッション実績を持つ第一人者が、ビジネスコーチングについて解説した教科書です。

ビジネスコーチングの概要やビジネスコーチに求められる条件、基本スキル、メソッドなどを解説しています。

17年間におよび取り組んできた実践知に基づき、暗黙知を形式知化した内容です。

表面的なノウハウではなく、本質的なコーチングの要諦を学びたい方にピッタリでしょう。

コーチングを活かしたマネジメントの基本~部下を持つ前に読んでおきたい本~

チーム作りや部下の育成などの課題を解決するために、コーチングをベースとしたマネジメントの考え方を解説した本です。

著者によると、部下への関わり方には正解はないけれど、基本的な接し方を知って相手に応用していくことで、うまくいく糸口が見つかると言います。

本書では著者のマネジャーやコーチ、研修講師の経験事例が掲載されています。参考にすれば、部下との関わり方の幅も広がり、マネジメントの課題を解決しやすくなるでしょう。

コーチングマインドを極めると,マネジメントがもっと楽しくなる

豊富なイラストとストーリー仕立てでコーチングを学べる一冊です。

チームの空気感を良くする方法や、相手に伝わるコミュニケーション、見守る勇気などについて触れられています。

登場人物同士の会話によってコーチングを学べるので、文字だけの解説よりも理解しやすいのが便利です。

コーチングは専門的で難しそうというイメージがある方は、本書を試してみてはいかがでしょうか。

マネジメントに活かせるコーチングのセミナー・プログラム

マネジメントに役立つコーチングの本を一挙にご紹介しました。

ただ、書籍だけではコーチングを習得しづらいように感じた方もいるかもしれません。

そのような方は、セミナー・プログラムなどに参加してみてはいかがでしょう。

書籍よりも高額な費用が発生しますが、ロールプレイなどを経験できるカリキュラムもあり、より実践的なコーチングスキルを習得できます。

引き続き、マネジメントに活かせるコーチングのセミナー・プログラムをいくつかピックアップしてご紹介します。

企業内マネジメントコーチング8か月プログラム【オンライン】(日創研)

日創研では、企業内マネジメントコーチングを学べるオンラインプログラムを定期的に開催しています。

部下のやる気と組織力を引き出すマネジメントや、効果的な信頼関係の場づくり、ティーチングとアドバイジングの違いなど、コーチング型マネジメントを実践するうえで役立つ情報が満載です。

プログラムに参加すれば、人材育成のメソッドを体得して対人影響能力を高められるほか、従業員エンゲージメントを高められる効果が得られるとのことです。

受講期間は8か月(第1講~第8講)で、受講料は198,000円~となっています。

コーチング ~実践!管理職・リーダーのためのコーチング・コミュニケーション~【1日】(リクルートマネジメントスクール)

マネジメント職やリーダーなどがコーチングの基本スキルと求められる姿勢を学ぶための研修です。リクルートが公開型研修として実施しています。

コーチングの概要、スキル、メンバーの指導方法、マネジャーの役割、行動計画作成などについて学べます。

演習やディスカッションを行うので、日常的なコミュニケーションの質を高めるための気づきを得られるでしょう。

価値観が異なるメンバーとの関わり方や、メンバーの成長意欲を引き出したい方などは参加を検討してみてはいかがでしょう。

受講期間は1日で、受講料は50,000円です。

コーチング研修~部下の主体性を引き出すスキルを習得する(株式会社インソース)

組織やチームのパフォーマンスを最大化させるために、マネジメント職が部下の主体性を引き出すコーチングスキルを習得できる研修です。

コーチングの基本プロセスとして、GOAL(目標の明確化)・REALITY(現状把握)・RESOURCE(資源の発見)・OPTIONS(選択肢の創造)・WILL(意志の確認、計画の策定)などを学習できます。

上司役と部下役に分かれてロールプレイングも実施して、良い点・悪い点を部下役から指摘してもらいます。自分のマネジメントについて改善点も発見できるでしょう。

受講期間は1日で、受講料は24,400円~となっています。

マネジメント力を示すのにおすすめのコーチング資格

マネジメント力を示すことで、チームのメンバーから信頼されやすくなり、マネジメントも円滑に進むようになる可能性が高いです。

マネジメント力を示す方法として検討できるのが、コーチング資格を取得することです。ただ、知名度の低いコーチング資格だと、マネジメント力を証明するのに役立たないこともあるでしょう。

そこでおすすめなのがICF認定資格です。ICF認定資格は、国際コーチング連盟(ICF)が認定しているコーチング資格です。

国際コーチング連盟は、25年以上にわたってコーチングの能力向上をリードしてきた団体であり、これまで143か国・地域で49,000人以上のコーチがICFの資格を取得してコーチングの専門性を高めてきました。

ICF認定資格を取得するには、一定時間以上のコーチング教育・コーチング経験が必要です。取得すればコーチングスキルのレベルを客観的に証明できるので、チーム内でマネジメント力を信頼してもらいやすくなるでしょう。

コーチング型マネジメントを実践していきたい方は、ぜひ取得を検討してみてください。

まとめ

コーチングは、メンバーと対話をしながら目標達成に必要な能力や行動を自然に引き出す能力開発法です。

その一方でマネジメントは、管理・経営をあらわす言葉であり、コーチングと違ってコミュニケーションを意味する言葉ではありません。

ただ、コーチングはマネジメントの手段として活用できるため、コーチング型マネジメントという管理方法も浸透しつつあります。

コーチング型マネジメントは、一方的な指示を出すのではなく、積極的な対話を通して組織の自主性・自発性を高める管理方法です。

自走できるメンバーを増やすことで、リーダーが逐一指示を出す必要がなくなるため、体力的・精神的な負担から解放され、マネジメントを円滑に進めやすくなります。

ただ、メンバーに対するサポート・連携が不足すると、想定外の失敗によってマネジメントに支障をきたす恐れがあります。

コーチング型マネジメントを実践する場合は、サポート・連携が不可欠であると心得えましょう。

コーチングとマネジメントは、本やセミナー、プログラムなどで学べます。知名度の高い資格を取得すれば、チーム内で自信を持ってコーチング型マネジメントを実践できるでしょう。

今回紹介したICF認定資格が世界的に通用するコーチング資格ですので、資格取得を検討する方はぜひチャレンジしてみてください。

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