国際コーチング連盟(ICF)とは?資格の難易度、費用、取得・申請の流れを解説!【体験談も掲載】

コーチング業界をけん引する組織として有名なのが国際コーチング連盟(ICF)です。

コーチング資格の取得やコーチングスクールの利用を検討するにあたって存在を知り、詳細が気になっている方が多いのではないでしょうか。

ただ、国際コーチング連盟は海外の組織であることから、組織や資格の認定制度について国内でリサーチしてもわかりづらいのが実情です。

そこで今回は、国際コーチング連盟の全体像がわかるように、組織の概要をはじめICF認定資格の難易度や費用、取得・申請の流れを解説します。

【この記事でわかること】

  • 国際コーチング連盟は、コーチング業界の成長をけん引する活動を世界規模で展開しているアメリカの非営利団体です。
  • 国際コーチング連盟はICF認定資格の制度を確立しており、日本でもACC・PCC・MCCという3種類の資格を受験できます。
  • コーチング初心者の方が資格取得を目指すのであれば、エントリーレベルのACCがおすすめです。コーチングスクールのICF認定取得コースを受講することで取得条件を満たせます。
もくじ

国際コーチング連盟(ICF)とは?

国際コーチング連盟とは、1995年にアメリカで設立されたコーチング業界最大級の非営利団体です。International Coaching Federationの略称であるICFが通称となっています。

コーチング業界の成長をけん引する活動を世界規模で展開しており、世界166ヶ国、約6万人が会員として所属しています。

主な活動は、国際資格制度の制定やコーチングにおける倫理規定・コアコンピテンシーの策定、コミュニティの確立などです。

国際コーチング連盟について全体像がわかるように、日本支部の概要やICFによるコーチングの定義、倫理規定・コアコンピテンシーなどを解説します。

国際コーチング連盟(ICF)の日本支部

国際コーチング連盟は99ヶ国に143の支部を設けて世界的に活動しており、2008年にICF Japanが日本在住の外国人コーチを支援する任意団体として誕生しました。

2013年には、世界標準のコーチングを日本に普及させるために、非営利型一般社団法人国際コーチ連盟日本支部として生まれ変わります。

プロコーチに対してICFが発信する有益な情報を日本語で提供したり、ビジネスとしてコーチングを行う方々を支援したり、プロコーチが垣根なく参加できるネットワークを構築したりするなどしています。

ICF認定コーチ浅井元規

「コーチングを社会の共通言語に。」という理念を掲げ、日本のコーチング業界をけん引しています。

国際コーチング連盟(ICF)によるコーチングの定義

ICFによるコーチングの定義は下記の通りです。

”思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと”

引用:2. 主要な定義(ICF)

人々が仕事やプライベートなどで自分の可能性を最大化できるように支援する対話がコーチングであるとわかります。

ICF認定コーチ浅井元規

クライアントが可能性を最大化できるようにサポートするためには、深いパートナー関係の構築が大切です。

コーチングの全体像を知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

国際コーチング連盟(ICF)の倫理規定

国際コーチング連盟の倫理規定は、ICFの品位と世界標準のコーチングの専門性を維持するために、ICF認定資格の保持者に課されるルールを定めた規定です。

具体的には、クライアントとの契約や守秘義務、報酬、コーチングの品質などに関する決まりがまとめられています。

自分自身をICFプロフェッショナルと表明している限り、コーチングに関連するすべてのやりとりにおいて適用されます。

ICF認定コーチ浅井元規

ルールは細かいですが、スクールのICF認定コースでわかりやすく解説してもらえます!

参照:国際コーチング連盟の定める倫理規定(ICF Japan)

国際コーチング連盟(ICF)のコアコンピテンシー

ICFのコアコンピテンシーは、国際コーチング連盟が定めるICF認定コーチとして満たすべき核となる能力要件です。

ICF本部会員、非会員の両方を含む世界中の1,300人以上のコーチから収集されたエビデンスに基づき、多様なコーチングの分野、トレーニング歴、コーチングスタイル、経験レベルなどを反映して作成されています。

ICF認定コーチ浅井元規

信頼と安全を育む能力、積極的に傾聴できる能力、気づきを引き起こす能力など、コーチに求められる重要な能力がわかるので、コーチングを学ぶすべての方に役立つ内容です。

参照:ICFが定めるプロコーチの能力水準(ICF Japan)

国際コーチング連盟(ICF)認定資格とは?

国際コーチング連盟は、世界各国でコーチングの能力向上をリードする一環として、ICF認定資格制度を確立しています。

ICF認定資格は、世界で通用するコーチングスキルを証明できるコーチングの国際資格です。

ICF認定コーチ浅井元規

コーチングに関する厳格な教育と訓練を受けたことや、コーチングにおける倫理規定を順守していることなどを証明できます。

すでに日本でも1,000名を超えるICF資格取得者がコーチとして活躍しており、多くの人々の人生を好転させています。

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の種類

国際コーチング連盟のICF認定資格は、主にACC・PCC・MCCという種類に分かれています。

それぞれの概要を解説します。

ACC

ACCはAssociate Certified Coachの略称であり、ICF認定資格のうち最も取得の条件が易しいエントリーレベルのコーチング資格です。

アソシエイトとは仲間を意味する言葉であり、国際コーチング連盟との関係を持ったコーチであることを意味します。

取得に必要な条件は下記の通りです。

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条件項目条件の詳細補足
教育60時間以上のコーチング教育1つあるいは複数のICFまたは非認定プログラムを通じて取得
経験100時間以上のコーチング経験・経過時間は少なくとも8人のクライアントとの経験
・25時間は認定資格申請書提出前の18ヶ月以内
・少なくとも75時間は有償
メンターコーチング10時間のメンターコーチング・3ヶ月以上の期間
・3時間は1対1(残りはグループでも可)
パフォーマンス評価コーチングセッションの記録・正規のクライアント
・20~60分
ICF認定資格試験ICF ACC Credential Examの受験ACC取得専用に実施されるコンピュータベースの筆記試験
ICF認定コーチ浅井元規

初心者や未経験者向けのコーチングスクールでICF認定資格の取得を目指す場合は、基本的にACCを取得できるコースを受講することになります!

PCC

PCCはProfessional Certified Coachの略称であり、ICF認定資格のうち中級レベルに該当するコーチング資格です。

取得することで、国際的に認められた実績豊かなコーチであることを証明できます。

取得するにはACCよりも深いコーチング能力と実践経験が求められます。

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条件項目条件の詳細補足
教育125時間以上のコーチング教育1つあるいは複数のICFまたは非認定プログラムを通じて取得
経験500時間以上のコーチング経験・経過時間は少なくとも25人のクライアントとの経験
・50時間は認定資格申請書提出前の18ヶ月以内
・少なくとも450時間は有償
メンターコーチング10時間のメンターコーチング・3ヶ月以上の期間
・3時間は1対1(残りはグループでも可)
パフォーマンス評価コーチングセッションの記録・正規のクライアント
・20~60分
ICF認定資格試験ICF Credentialing Examの受験コーチの知識と適用能力を測定するコンピュータベースの筆記試験
ICF認定コーチ浅井元規

私はPCC資格を取得して、現在はCAM Japanというコーチングスクールの日本支部で、ディレクター・講師として活動しています!PCCの取得がコーチとしての活躍の幅を広げてくれていると実感しています。

MCC

MCCはMaster Certified Coachの略称であり、ICF認定資格のうち上級レベルに該当するコーチング資格です。

取得すれば国際的に認められた熟練のプロフェッショナルなコーチであることを証明できます。

取得に必要なコーチング教育とコーチングの経験の時間は膨大です。取得するには生涯をかけてコーチングを学ぶ覚悟が必要だといえるでしょう。

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条件項目条件の詳細補足
教育200時間以上のコーチング教育1つあるいは複数のICFまたは非認定プログラムを通じて取得
経験2,500時間以上のコーチング経験・経過時間は少なくとも35人のクライアントとの経験
・少なくとも2,250時間は有償
・現在PCC認定資格を保持している、または過去に保持していたことがある
メンターコーチング10時間のメンターコーチング・3ヶ月以上の期間
・3時間は1対1(残りはグループでも可)
パフォーマンス評価2つのコーチングセッションの記録・正規のクライアント
・20~60分
ICF認定コーチ浅井元規

コーチング業界で最難関の資格ですが、地道にコーチとして活動していけば、着実に取得条件の達成に近づいていきます!

国際コーチング連盟(ICF)認定資格を取得するメリット

国際コーチング連盟のICF認定資格を取得すべきか迷っているのであれば、メリットを明確にしてみましょう。

国際コーチング連盟のICF認定資格を取得するメリットを解説します。

プロのコーチとして活動できる

ICF認定資格を取得すると、国際水準を満たすプロのコーチとして活動できます。

コーチをマッチングしているコーチングサービスに自信を持って登録しやすくなるほか、クライアントからも注目してもらいやすくなります。

そのほか、研修会社と連携してコーチング研修を提供する機会も得やすくなります。

ICF認定コーチ浅井元規

ただし、ICF認定資格を取得したからといって必ずしも仕事がとれるわけではありません。あくまでコーチングスキルに磨きをかけつつ実績を積み、コーチとしての力量を適切にアピールする必要があります。

認知度が高く信頼されやすい

国際コーチング連盟の認定資格は、コーチング業界でトップクラスの知名度を誇る資格です。

認知度が高く、コーチング業界で働く人、コーチングを受けようとしている人など、コーチングと関わる人々との間で共通言語として働き、接点を持って関係を深めるきっかけとなります。

ICF認定コーチ浅井元規

国際認定というニュアンスを感じ取れる資格なので、コーチングについてあまり深く知らない人からも信頼されやすいです。

上位資格を目指すとさらに自信がつく

ACC・PCC・MCCは段階に応じて行える仕事があり、上位資格を目指すとコーチとしての仕事の幅が広がり、さらに自信がつきます。

たとえば、クライアントをコーチングするだけでなく、コーチング学習者のメンタリングもできるようになります。

ICF認定コーチ浅井元規

コーチングを教えることもやりがいのある仕事であり、新たな働き方によって人生をさらに充実させることも可能です。

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の費用

国際コーチング連盟の認定資格のうちエントリーレベルのACCは受験者数が多く、さらに細かい情報を知りたくなった方も多いでしょう。

ここからは、ACCについて詳しく理解できるように取得費用からお伝えします。

ACCの取得費用は、主にコーチングスクールの受講料アセスメント費用申請費用に分かれます。

コーチングスクールの受講料50万円~165万円程度
アセスメント費用3万円程度
申請費用$175USD~$625USD
ICF認定コーチ浅井元規

メンターからコーチングを受けるときの費用については、スクールのICF認定コースの受講料に含まれる場合があります。

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の難易度

続いては、ACC資格を例に国際コーチング連盟の認定資格の難易度を解説します。

ACC資格は、エントリーレベルの資格ではありますが、60時間以上のコーチング教育、100時間以上のコーチング経験、10時間のメンターコーチングなど、時間の条件が複数あることから簡単には取得できません

ただ、コーチング初心者から人気の資格でもあり、正しいカリキュラムで学習すれば未経験でも十分に合格できる難易度です。

専業主婦だった方がコーチングを学び始めて、ACC資格を取得する事例も珍しくありません。

ICF認定コーチ浅井元規

大学生や学校の先生、会社員経験が短い方など、立場を問わず資格の取得に挑戦できます。

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の取得の流れ

国際コーチング連盟の認定資格について興味が湧き、取得方法まで気になった方もいるでしょう。

ACC資格を例に国際コーチング連盟のICF認定資格の取得の流れを解説します。

ステップ1.スクールで専門コースを受講する

ICF認定資格を取得するには、ICF認定スクールでICF資格を取得するための専門コースを受講する必要があります

専門コースを修了することで、ICF資格の取得に必要な各種条件をクリアしていけます。

なお、ICF非認定スクールでも要件を満たす実績を獲得できれば、ポートフォリオパスという方法で申請することもできます。

ただし、申請時に受講したトレーニングがICFの基準を満たしていることを説明する文書(英文)と、教材の提出が必要です。

認定スクールには以下のような種類があります。

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スクール名ICF資格取得受講方法ICF資格講座の料金目的・特徴
CAM Japan可能オンライン498,000円・キャリアアップやマネジメントにコーチングを活かしたい
・ICF認定スクールの中でも安値
コーチ・エィ アカデミア可能オンライン
オフライン
1,650,000円・ビジネスコーチングを学びたい
・コーチングを本業or副業にしたい
CTIジャパン可能オンライン
オフライン
1,507,000円・キャリアアップやマネジメントにコーチングを活かしたい
銀座コーチングスクール可能オンライン
オフライン
567,180円~609,400円
※国際資格取得コース(ICF レベル1)
・ビジネスコーチングを学びたい
・コーチングを本業or副業にしたい
2025年7月時点

ステップ2.実技試験を受ける

スクールで専門コースを受講したあとにはパフォーマンス評価という実技試験を受けます。

自分がコーチとして行ったコーチングセッションを録音して、音声ファイルを審査官に提出します。

審査期間の目安はおおよそ2~4週間です。

ICF認定コーチ浅井元規

私もパフォーマンス評価の審査を行っています!

ステップ3.筆記試験を受ける

パフォーマンス試験を受けたあとには、ICF ACC Credential Examという認定資格試験にも合格する必要があります

オンライン試験監督の監視下で行われるコンピューターベースの筆記試験です。

ピアソンVUEテストセンターで直接受験するか、ピアソンのOnVUEリモートテストプラットフォームを通じてオンラインで受験します。

コーチングの倫理や定義、能力、戦略などが試験範囲となっており、試験形式は60問の多肢選択式問題です。

ICF認定コーチ浅井元規

サンプル試験問題はICFのACC試験概要ページで掲載されているので、ご自身でもぜひご確認ください。

参照:ICF ACC 資格試験の概要(ICF)

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の申請の流れ

専門コースを受講して実技試験に合格しただけでは、国際コーチング連盟の認定資格は取得できません。資格の申請手続きをする必要があります。

引き続き、ACCを例にICF認定資格の申請の流れを解説します。

なお、申請方法は複数存在しており、学習方法・状況によって選び分ける必要があります。初めてACC資格を取得する場合はLevel1という申請方法が最適です。

ここではLevel1の取得フローを中心に解説します。

ICF認定資格の申請の流れは頻繁にアップデートされる可能性があります。最新情報はICFの公式ホームページでも必ずご自身でご確認ください。

ステップ1.事前準備をする

国際コーチング連盟の認定資格を申請するにあたって必要な情報を準備します。

必要な情報は下記の通りです。

  • 基礎クラス初回授業の日程
  • Level1修了証(データ)
  • コーチング実践時間の合計数値
  • 試験受験時に使用予定の身分証明書(氏名の確認のみ)
  • 申請費の支払方法(クレジットカードなど)

Webページで必要な情報を入力するため、あらかじめ必要な情報を手元に揃えた状態で申請するのが効率的です。

ステップ2.ICFの公式サイトにアクセスして資格情報パス調査に参加する

ICF公式サイトにアクセス後、まずは画面上の任意の部分で右クリックして「日本語に翻訳」を選択し、ページの本文を日本語で表示させます。

資格認定タブの「資格を申請する」ボタンを押します。

遷移先のページを下にスクロールし、ACC アプリケーション パスの「資格情報パス調査で申請を開始しましょう」のボタンを押します。

ステップ3.資格調査アンケートに回答する

資格調査アンケートページに移動したら、前述の通りに本文を日本語翻訳します。

ICF資格調査では、質問に回答していく中で資格レベルと申請パスを確認できます。

必要な項目にすべて回答しましょう。

必要な項目にすべて回答したあとは「Create ACC Level 1/Level 2/ACTP Application」を押して申請ページに移動し、前述の通りに本文を日本語翻訳します。

ステップ4.申請内容を登録する

申請ページでは「教育」「クライアントコーチング経験」などのタブがあるので、それぞれのタブで必要な情報を入力・チェックして保存します。

全て入力が完了したら、右上にある「申請を提出する」ボタンを押します。

ステップ5.申請書を提出する

「申請を提出する」ボタンを押した後、提示されるページの内容を確認します。

問題なければ「同意します」にチェックを入れて「次」を押します。

その後も各種同意を終えると「ICF Application Submission」のページが表示されるので、申請費を確認したら「Checkout」を選択しましょう。

その後に申請費の支払い手続きを終えると申請が完了となります。

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の更新

国際コーチング連盟のICF認定資格には更新制度があります。

ACCを例に更新要件・更新申請期間・更新料・審査スケジュールをまとめると下記の通りです。

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更新要件・40時間以上の継続的なコーチ教育(CCE)を修了
・必要な40時間のCCE単位のうち少なくとも24時間のCCE単位がコア・コンピテンシーに関するものである
・必要な40時間のCCE単位のうち少なくとも3時間はコーチング倫理に関するものである
・資格のあるメンターコーチと最低3ヶ月間の10時間のメンターコーチングを受ける
更新申請期間認定資格有効期限の10ヶ月前から提出可
更新料ICF会員:$175USD
非会員:$275USD
審査スケジュール6~8週間
ICF認定コーチ浅井元規

CCEは、ICF認定資格を更新する人や新たな学習を希望する人などのための補足的・継続的な教育のことです!

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の取得に関するよくある悩みと解決策

国際コーチング連盟とICF認定資格は、コーチングの初心者・未経験の方にとってはなじみが薄く、資格取得を目指すにあたって悩みや疑問が生じやすいです。

ここでは、国際コーチング連盟のACC資格の取得に関するよくある悩み・疑問と解決策について解説します。

ACC取得を目指す中でよくある悩み・疑問

ACC取得を目指す中でよくある悩み・疑問の例と解決策は下記の通りです。

よくある悩み・疑問の例解決策
コーチング時間の集め方がわからないICF認定スクールではカリキュラムをこなすことでコーチング時間を確保できるようになっています。集め方がわからない場合はICF取得コースの受講がおすすめです。
ICF認定資格の準備方法がわからないコーチングスクールでは資格申請フローの説明書などを用意してくれることがあります。事前に必要な情報がわかるので、準備すべきことが明確になります。
必要な情報がわかりにくいICF認定スクールのICF取得コースに参加すれば有資格者の講師と接点を持てるので、必要な情報を教えてもらえます。グループチャットで受講生同士で交流できる環境なら情報交換をすることも可能です。
パフォーマンス評価が不安スクールの講師がパフォーマンス評価の審査官を担当していることもあります。講師にパフォーマンス評価の対策を教えてもらえば合格の可能性を高められるでしょう。
モチベーションを維持しづらい一人で資格の取得を目指すと不安に押しつぶされてやる気が低下しがちです。ICF資格の取得を目指す人々とつながれるコミュニティに参加することを検討しましょう。

ICFの仕組みや会員制度に関するよくある悩み・疑問

ICFの仕組みや会員制度に関するよくある悩み・疑問の例と解決策は下記の通りです。

よくある悩み・疑問の例解決策
ICF試験と評価の全体像が見えにくいSNSのブログでは実際に認定資格試験を受験した方の体験談、コーチの解説がたくさん公開されています。1つでも多くの記事を読むことで全体像が見えてくるかもしれません。
ICF会員になるメリットがわからないICF Japanのホームページでは、限定企画の参加やイベントの会員割引といった、会員になるメリットが掲載されています。日本語のページなので、そのほかのメリットも簡単に確認できます。
更新手続きの仕組みが難しい実際に更新手続きを経験している資格保有者に教えてもらうと正確に理解できます。ICF認定スクールの講師はほとんどが有資格者なので、無料説明会に参加して気軽に質問してみましょう。
ICFのWebサイトで情報がみつけにくい(英語で難しい)ICFのホームページを開いたあと、右クリックをしてから「日本語に翻訳」を押すと、日本語でサイトの内容を確認できます。海外のサイトだからといってリサーチを諦めないようにしましょう。
ICFの倫理規定やコンピテンシーの使い方がわからないコーチングスクールによってはICF認定資格の取得コースで倫理規定やコンピテンシーについて基礎を学べます。講師に使い方を質問すれば用途が明確になるでしょう。

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の取得に関する体験談

国際コーチング連盟のICF認定資格の取得について理解を深めるには、取得を目指している方の体験談が役に立ちます

よくある体験談をいくつかピックアップしてご紹介します。

体験談1.相互コーチングのスレッド利用を検討している

”相互コーチングのスレッドを使ったマッチングを、取得条件の時間を満たすのに使う予定です!”

コーチングスクールによっては、相互コーチングをするために相手をマッチングできるスレッドを用意していることがあります。

コーチングの経験時間を確保できる仕組みを確認したうえでスクールを選べば、ICF認定資格の取得条件を満たしやすくなるでしょう。

体験談2.同期のおかげでやる気が出る

”同期の存在でやる気を奮い立たせられている!”

同期とともに学べる環境だと、自分も頑張ろうという意欲が湧きやすく、ICF認定資格の取得に向けてモチベーションを維持しやすくなるようです。

独学でやる気が出ないようであれば、同期とつながれるきっかけを盛り込んでいるコーチングスクールを探してみましょう。

体験談3.スクールの情報共有ツールが便利だった

”スクールでnotion(※)に必要な情報をまとめてくれていたのと、チャットで質問できる掲示板があったのがよかった!”

スクールでは、ICF認定資格を取得するために、必要な情報を情報共有ツールにまとめていることもあります。

チャットで質問できる掲示板まであると、不明点があったときに詳細を教えてもらいやすく、ICF認定資格についてさらに理解を深めやすくなるでしょう。

※クラウド上に文章や資料を自由に保管・編集して関係者で情報を共有できるツール

国際コーチング連盟(ICF)認定資格の取得におすすめのスクール

ICF資格の取得におすすめのコーチングスクールはCAM Japanです。

CAM JapanはICF取得コースを開講しており、初心者でも比較的安価な料金でICF認定資格の取得を目指せます

CAM Japanの概要とICF取得コース、スクールの評判についてご紹介します。

CAM Japanの概要

CAM Japanは、2005年から本場アメリカでコーチングを広めてきたICF認定コーチングスクールの日本支部です。

アメリカでの教育実績をもとに、日本でコーチングを正しく学んでICF資格を取得できるプログラムを構築しています。

すべてのクラスが国際コーチング連盟のLevel1認定を受けており、スクール内で資格取得に必要なコーチトレーニング時間やメンターコーチング時間を確保できる環境です。

ICF認定コーチ浅井元規

資格サポートのコミュニティもあり、仲間と一緒に最新の資格情報を共有しながらICF認定資格の取得を目指すことができます。

CAM JapanのICF取得コース

ICF取得コースは、ACC申請に必要な教育時間を獲得してICF資格の取得を目指すコースです。

コアクラスと応用クラス、演習クラスでコーチングを体系的に学びながら、ACC資格取得に必要なコーチングスキルを習得します。

コーチングの定義やICF倫理規定、変革コーチングの原則など、学べる内容はさまざまです。

目的に応じて脳科学やリーダーシップコーチング、ウェルビーイング学などを学ぶことも可能です。

グループメンターコーチングでは参加者同士で公開コーチングを行って、オブザーバーと担当コーチからフィードバックを受けられます。

ICF認定コーチ浅井元規

最終的に60時間以上のコーチング教育と10時間以上のメンターコーチング時間を獲得できるカリキュラムとなっています。

コース名称ICF資格取得コース
受講クラス・コーチ的コミュニケーション基礎(8週間)
・コーチ的コミュニケーション統合(8週間)
・コーチングと3つの変化(8週間)
・選べる応用クラス(8週間)
コーチング演習グループメンターコーチング(90日間~)
料金498,000円
難易度コーチング初心者でも参加可能

さらに詳しいコース内容は、下記ボタンよりご覧ください。

また、講師に直接質問することができる無料の説明会へもぜひお気軽にご参加ください。

リーダーシップコーチングについて興味がある方は下記の記事をぜひご覧ください。

CAM Japanの評判

CAM Japanの評判をいくつかピックアップしてご紹介します。

評判1.リフレクションに満足した

受講生のお声:”セッションや講師の方との近い距離感でのリフレクションがよかった”

ICF認定コーチ浅井元規

CAM Japanでは、少人数クラスを採用しており、講師が一人ひとりの受講者に寄り添う姿勢を大切にしながらレッスンをしています。受講生同士の相互理解も進みやすく、より深い学びを得られます!

評判2.申請手順が整理されていた

受講生のお声:”先に受験していただいている方が、申請の手順をスクリーンショット付きで整理してくださっていたので、それが大変ありがたかったです。ありがとうございました!”

ICF認定コーチ浅井元規

CAM JapanではICF認定資格の情報共有がしやすい仕組みを整えています。説明書やnotionのページでACCの取得申請フローも気軽に確認できる環境です!

評判3.仲間と一緒に学べた

受講生のお声:”コーチングを仲間と協力しながら学んでいけるコミュニティ形式のCAM Japanにして良かった”

ICF認定コーチ浅井元規

CAM JapanではSlackというチャットツールで、クラスのメンバーだけでなくすべての受講生と交流できます。自習コミュニティや相互コーチングを募集できるコミュニティ、同じ業種や境遇の方が集うコミュニティなどもあり、目的に応じた仲間と一緒にコーチングを学習できる環境です。

結論|国際コーチング連盟(ICF)認定資格を取得してプロのコーチを目指す!

国際コーチング連盟のICF認定資格は、コーチング業界で名を知らない人はほとんどいないほど認知度が高く、信頼度も高いです。

取得するにはICF認定スクールで実践的なトレーニングを受けて、確かなコーチングスキルを習得する必要があります。

ACC資格はコーチング業界における登竜門というべき存在といっても過言ではありません。

これからプロのコーチとして活躍の幅を広げていきたい方は、まずはACCの取得から目指してみてはいかがでしょう。

ICF認定コーチ浅井元規

ACCの取得について不明点や疑問点があれば、ぜひCAM Japanの無料説明会に参加してみてください!

国際コーチング連盟(ICF)認定資格に関するよくある質問

国際コーチング連盟の認定資格について全体像をご理解いただけたでしょう。

認定資格の取得についてさらに理解を深めるためによくある質問にも回答します。

コーチング初心者・未経験でもACCは取得できる?

コーチング初心者・未経験でもACCは取得できます。

ACCは、ICF資格の中でもトレーニング時間、コーチング経験の条件が易しく、コーチング初心者・未経験からでも取得に挑戦しやすい傾向です。

実際にSNSのブログサービスでは、初心者・未経験から1年半でACCを取得できたという体験も見受けられます。

ただ、独学では条件を満たすのが難しいので、基本的にはスクールでACC取得コースに参加することをおすすめします。

ACCを取得したあとに学びを深めるには?

ACCを更新して維持するルートと、PCCやMCCの取得を目指すルートに分かれます。

基本的にはACCを維持するために、スクールで更新要件を満たせるICF認定クラスを受けて、最新のコーチングを学ぶ流れになります。

さらに深くコーチングを学んでプロとして活躍の場を広げたいのであれば、PCCやMCCの取得に必要な条件を満たすために、コーチング教育の時間とコーチング経験の時間を着実に積み重ねていきましょう。

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