チームコーチングとは?効果や第三世代コーチングとの関係、おすすめ講座などを紹介!

組織の成長に求められる手法としてチームコーチングが注目されています。複雑な相互作用に着目してチームを導かなければならず、専門的で高度なスキルが不可欠です。

今回は、チームコーチングの概要をはじめ、定義や効果、スキル習得に役立つおすすめ講座などをご紹介します。

チームや組織を発展させたい管理職、リーダーの方々はぜひ参考にしてみてください。

【この記事でわかること】

  • チームコーチングは、チームの能力を最大限に引き出し、組織を継続的に発展させるための対話手法です。
  • チームコーチングによって、チームのパフォーマンスやエンゲージメント、心理的安全性を増大させられます。
  • チームコーチングの効果を高めるには、個人の内面だけでなく個人を取り巻く環境に着目することが重要です。
もくじ

チームコーチングとは?

まずは、チームコーチングの全体像が伝わるように、定義や目的、内容などについて解説します。

ICFによるチームコーチングの定義

国際コーチング連盟(ICF)によると、チームコーチングは下記のように表現されています。

  • 共通の目的と共有されたゴールに到達するためにチームの能力と可能性を最大限に引き出す方法
  • チームが常に高いパフォーマンスを発揮して継続的に発展していくための力を与えるもの
  • チームのダイナミクスと関係性についてチームとの共同創造的で内省的なプロセスでパートナーになること

チームコーチングは人や組織の数だけ定義されているのが実情です。

たとえば、「チームのメンバーに外部コーチが一対多でサポートするプロセス」「個人ではなくチーム全員を対象にしたコーチング」などと定義されることもあります。

ICF認定コーチ浅井元規

リサーチしても何が正しいのかわからない場合は、コーチング業界で権威性の高いICFによる定義を参考にすると、チームコーチングの本質をつかめるでしょう。

参照:ICF TEAM COACHING COMPETENCY(ICF JAPAN)

国際コーチング連盟の概要について知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

目的

ICFの定義をふまえると、チームコーチングの目的は、チームの能力やパフォーマンス、可能性を最大限かつ継続的に引き出し、組織を発展させていくことだといえます。

個人を対象とするコーチングでは目の前の人物を理想に導いていくのに対して、チームコーチングではメンバーだけでなくチームという集合体を繁栄させるように導いていきます。

そのためには、チーム内で生じる相互作用をうまく活かしながら、コーチとチームのリーダー、メンバーが共創的かつ内省的なプロセスを繰り返し、協力関係を構築する必要があります。

個人を対象とするコーチングスキルに加えて、チームを導く特別なスキルの習得が重要です。

ICF認定コーチ浅井元規

1対1のコーチング経験が豊富な方でも、チームコーチングを始めるときは新たなトレーニングが必要になります。

内容

ICFが提唱するチームコーチングの内容例は下記の通りです。

  • メンバーのチームへの参加、貢献を促す
  • チームの結束を高める土台を作る
  • 組織におけるルール、規範の策定を支援する
  • 組織内の対立を特定して解消へ導く
  • チームの自立性、持続性を育む

チームにおけるメンバーの個性や小グループの存在など、複雑に絡み合う要素とパフォーマンスとの関係を考慮しながらコーチングを行います。

ICF認定コーチ浅井元規

コーチングだけでは解決できない特定の知識、スキルが求められる場合、ほかの専門家と連携してチームの支援を行うことも必要です。

チームコーチングと第三世代コーチングの関係

チームコーチングの現代における役割を深く理解するには、第三世代コーチングとの関係を知ることも重要です。

続いては第三世代コーチングの意味とともに、チームコーチングとの関係を解説します。

第三世代コーチングの意味

第三世代コーチングとは、目標達成や課題解決中心のコーチングを超えて、幅広い観点から新しい価値の再構築を促す共創的対話アプローチです。

デンマークの研究者であるReinhard Stelter(ラインハルト・ステルター)氏が2014年に体系化した概念として知られています。

第一世代コーチングは行動変容を軸としており、目標設定や行動計画を立案して成果につなげる手法として確立されていました。

第二世代コーチングは内面へのアプローチが強化され、価値観や信念、感情への気づきを重視して、自己理解を深める手法として知られるようになりました。

第三世代コーチングはアイデンティティや人生の意義など、人の本質的な部分への問いを大切にしつつ、クライアントと協働的かつ共創的な関係構築を重視する手法です。

環境や空気感、関係性、暗黙のルールなど、目標達成や人の内面以外の外部要因にも着目して対象に働きかけます。

ICF認定コーチ浅井元規

振り返る範囲を広げて共通の問いに向き合い、コーチとクライアントが互いに変化しながら、新しいものを共に創り上げていきます。

チームコーチングとの関係

チームコーチングでは、メンバー同士の関係性や組織のルール、風土など、複雑に絡み合う外部要因まで考慮してチームを導きます。

その点、第三世代コーチングは協働的・共創的な関係構築や場づくりをしたり、チームとして大切にしたい在り方や価値観、アイデンティティの探求をしたりすることで、さまざまな相互作用がポジティブに働くように行動管理をします。

チームコーチングは第三世代コーチングのアプローチと親和性が高く、第三世代コーチングを学ぶことでチームコーチングの質を高めることが可能です。

チームコーチングは書籍でも学べますが、第三世代コーチングについてはまだ広く知られていないのが実情です。

ICF認定コーチ浅井元規

CAM Japanでは第三世代コーチングの観点からチームコーチングを学べる講座を用意しているので、気になる方はぜひ受講を検討してみてください。

チームコーチングの効果

チームコーチングを学ぶことでチームや組織にどのような好影響を与えられるのでしょうか。

引き続き、チームコーチングの主な効果を3つに絞って解説します。

チームパフォーマンスの増大

チームコーチングを学ぶことでチームパフォーマンスを増大させられます。

チームコーチングは、チームの状況を客観的に分析して、パフォーマンスの課題を解決へと導く手段です。

たとえば、一部のメンバーが活躍しすぎてほかのメンバーが萎縮しているケースも珍しくありません。

そのような状況をチームリーダーに気づかせることで、チーム全体で各自が自分らしく活躍できる環境を再構築できます。

ICF認定コーチ浅井元規

チームパフォーマンスが増大すれば、個々のメンバーの生産性も高まるので、結果として成果の増大、組織の発展なども期待できるでしょう。

エンゲージメントの増大

チームの持続的成長と発展にはエンゲージメントの増大が欠かせません。

エンゲージメントとは、深いつながりを持った関係性、愛着心、忠誠心、帰属意識などを意味する言葉として知られています。

メンバーのエンゲージメントが高まると、自分の成長だけでなく組織の発展に喜びややりがいを感じるようになり、チーム内で自発的な行動が生じやすくなります。

チームコーチングでは、リーダーやメンバーとの関係性を分析しながら対話を繰り返すことで、各自のチームにおける存在意義に気づかせ、貢献欲を生み出すことができます。

ICF認定コーチ浅井元規

チーム内の相互作用に着目したコーチングでなければ、エンゲージメントを増大させるのは難しいです。

心理的安全性の増大

心理的安全性とは、メンバーが評価を気にせず自由に発言できると感じている状態を示す言葉です。

優秀なメンバーでも心理的安全性が低下することがあり、不安感から仕事に集中できないケースもあります。

チームコーチングでは、組織の仕組みを改善へと促すことで心理的安全性を向上させられます。

たとえば、メンバーが自分の成果を確認できない状況のチームがあるとしましょう。

管理職に実績の視覚化を働きかけることで、メンバーが組織への貢献度を実感しやすくなり、心理的安全性が増大します。

ICF認定コーチ浅井元規

チームコーチングによって心理的安全性を高めれば、優秀なメンバーの離職を防ぐことにもつながるでしょう。

チームコーチングに関するおすすめ資格

チームコーチングに自信を持つには、知名度・信頼性の高い資格を取得することも重要になります。

チームコーチングに関するおすすめ資格はICF認定資格です。

ここではICF認定資格についてご紹介します。

ICF認定資格

ICF認定資格は、世界規模でコーチング能力の向上をリードしている国際コーチング連盟の認定資格です。

日本でも1,000名を超える資格保有者が卓越したコーチングスキルを発揮して活躍しています。

最低60時間以上のトレーニング時間、100時間以上のコーチング経験が取得手続きの条件です。

ACTCというチームコーチング専門の上級認定資格も用意されており、一般的なコーチング資格に加えて取得すれば通常のコーチングスキルをベースにチームコーチングの専門知識まで証明できるため、チームの変革に向け自信を持ってリーダーシップを発揮できるようになります。

ICF認定コーチ浅井元規

実践経験を客観的に証明できるので、クライアントとなるチームとメンバーから安心してチームコーチングを任せてもらえます。

ICF認定資格の難易度や費用、種類については下記の記事でご確認ください。

チームコーチングを学べるおすすめスクール・講座

チームコーチングを学べるおすすめのスクールとしておすすめなのがCAM Japanです。

ICF認定資格の取得に対応しているほか、チームコーチングに関する講座も実施しています。

引き続き、CAM Japanとチームコーチング講座についてご紹介します。

コーチングスクールCAM Japanについて

CAM Japanは、国際コーチング連盟(ICF)認定実践型オンラインスクールです。

チームや組織の力を引き出すためのコーチングを実践的に使いこなせるレベルまで習得できます。

属人的な経験則や精神論ではなく、論理的な仕組みとエビデンスに基づいたカリキュラムを構築しており、チームコーチングについても再現性の高いスキルを習得可能です。

完全オンラインの運営体制により不要なコストをカットしており、目的達成を最優先とした受講しやすい価格設定を実現しています。

ICF認定コーチ浅井元規

皆さんの領域でコーチングが活かされることを重視しているので、チームコーチング講座の受講をぜひ検討してみてください!

CAM Japan 応用クラス「チームコーチング」講座の概要

チームコーチング講座は、集団を適切に導くためのコーチングを習得するための講座です。

チームの土台となる文化を構築する「チーム開発」、チームの力を最大化する「チームパフォーマンス」をメインテーマとしてコーチングを学習します。

クラスで具体的に学ぶ内容は、チームとグループの違い、グループコーチング、信頼の構築、リーダーに対するコーチング、ケーススタディなどです。

ICF認定コーチ浅井元規

チームを対象にコーチングを行いたい方、ご自身の組織の力を引き出したい方などにおすすめです。

講座名チームコーチング
開講時期・受講期間随時更新:WEBサイトにてご確認ください
受講料金121,000円(税込)
対象者CAM Japan基礎クラス修了生、および他スクールで基礎クラス同等以上の受講を修了している方 ※面談で確認が必要
定員18名

※当講座は、国際コーチング連盟ICF Level1認定の講座であり、ACC資格取得の際のコーチング教育時間として換算可能な講座です。ACTC資格取得の際にコーチング教育時間として換算可能な講座ではございませんので、ご了承ください。

CAM Japan受講生の方は下記のリンクから該当クラスに申し込めます。

CAM Japanでの受講が初めての方は、以下の公式LINEからチームコーチング講座の受講相談についてお問い合わせください。

チームコーチング講座の概要については下記のページでも詳細をご確認ください。

結論|正解がない時代の組織発展にはチームコーチングが不可欠!

チームコーチングはメンバーの成長だけでなくチームという集合体の発展を目指す対話手法です。

組織内における相互作用を深く分析して、チームの結束を高める土台を作り、メンバーのパフォーマンスを増大させます。

働き方の価値観が多様化することで、組織におけるリーダーやメンバーの関係性も複雑になり、これまで正解とされていたマネジメントも通用しにくい時代となりました。

ICF認定コーチ浅井元規

正解がない時代で組織を発展させるためにも、ぜひチームコーチングを学んでみてください!

SHARE
  • URLをコピーしました!
もくじ