コーチングの資格がいらない人・いる人の特徴6選!

未経験からコーチングを学ぶにあたって気になるのが、資格はいらないのかどうかです。

資格を取得するのにはお金や時間がかかります。できれば取得せずにコーチングを実践したいと考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、コーチングの資格がいらないのかどうかを考察しつつ、いらない人・いる人の特徴を中心にご紹介します。

コーチングの資格を取得すべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

【この記事でわかること】

  • 資格を未取得でもコーチングはできるので、いらないという考え方は間違っていません。ただ、初心者がスムーズに仕事を獲得して実績を積むのには不可欠です。
  • コーチングの資格がいらない人は、身近な人にコーチングをしたいと考えている人や、コーチングで達成したい目的の難易度が低い人、自分の悩みだけ解決できればよいと考えている人などです。
  • コーチングの資格がいる人は、コーチングで起業したい人や、コーチングスキルに自信を持てない人、クライアントが増えずに悩んでいる人などです。
もくじ

コーチングの資格はいらない?

前提として、コーチングの資格がなくてもコーチングは行えますし、コーチを名乗ることは可能です。

そのため、コーチングの資格はいらないという考え方は間違ってはいません。

実際に、コーチングスキルを適切にアピールして、相談者が満足するコーチングを実施していけば、名の知れた人気コーチになることは十分可能でしょう。

ただ、コーチとして活躍する人々はたくさんいるため、独学でコーチングを学んだ初心者に依頼する相談者は珍しいといえます。

したがって、コーチング初心者にとって実践経験を積むハードルは高く、信頼される実績を獲得するまでに挫折してしまうリスクが高いです。

その点、資格を取得すればスタート段階で一定の実践経験を証明できます。初心者コーチの立場でも、ベテランコーチよりサービス料金が安いという理由で、依頼を受けられるかもしれません。

ICF認定コーチ浅井元規

初心者がスムーズに仕事を獲得するためには、コーチングの資格があったほうが有利です。

コーチングの資格はいらないと言われても取得するメリット

一般的に資格の取得を検討するときによくあるのが、家族や友人などから「取得しても意味ない」「結局役に立たない」などと言われて、やる気を失ってしまうことです。

コーチングの資格も例外ではないでしょう。

取得を決意したあと、ネガティブな意見に惑わされないためには、取得のメリットを明確にしておくことが重要です。

コーチングの資格はいらないと言われても取得するメリットについて解説します。

対人支援力に自信が持てるようになる

コーチングの資格を取得するメリットとして、コーチとして働くきっかけを得やすくなることが挙げられますが、それ以上に見落としてはならない本質的なメリットがあります。

それは、対人支援力に自信を持てるようになることです。

コーチングの資格を取得する過程では、傾聴力や質問力、承認力、フィードバック力など、他者を支援するためのスキルを徹底的に学びます。

一般的に人間は誰かの役に立つことで幸福を感じる生き物です。

コーチングの資格を取得したことで対人支援力に自信が持てると、積極的にたくさんの人々を支援しやすくなり、周囲から感謝される充実した日々を過ごしやすくなります

ICF認定コーチ浅井元規

他者に貢献する喜びを深く実感できるようになることは、人生においてかけがえのない財産となるはずです。

コーチングの具体的なスキルについて詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。

コーチングの資格はいらないと言われる原因のデメリット

コーチングの資格は基本的には簡単に取得できないケースが多い傾向です。

特に業界で知られるコーチングの資格は一般的に、取得にあたって一定のトレーニング時間や、クライアントを対象としたコーチング経験、筆記試験の受験、講座の受講など、さまざまな条件が課されます

講座の受講では、1年程度の学習期間を要したり、100万円近くの受講料を要したりするケースも珍しくありません。

資格取得後にプロとして稼げるレベルに到達できなければ、費用対効果が薄いと感じて後悔する方もいるかもしれません。

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後悔するリスクを少しでも減らしたい人は、無理のない学習期間と受講料を設定しつつ質の高い授業を行っているスクールを探してみてください。

コーチングの資格がいらない人の特徴3選

コーチングの資格はいらない人もいますし、取得したほうがよい人もいます。

いらない人の特徴、いる人の特徴を把握したうえで、自分がどちらに該当するのかを慎重に見極め、資格を取得するべきか考えましょう。

まずはコーチングの資格がいらない人の特徴から解説します。

身近な人にコーチングをしたい

家族や親戚のように身近な人にコーチングをする場合は、コーチングの資格はいらないことが多いです。

すでに信頼関係が築かれていることから、資格がなくても相手を不安にさせにくく、スムーズに深い対話を行えるからです。

初対面の人と違って信頼してもらうために資格をアピールする必要がありません。

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コーチングの資格をあえて取得しないことで時間とお金を節約できるでしょう。

コーチングで達成したい目的の難易度が低い

コーチングで達成したい目的の難易度が低いようであれば、コーチングの資格を取得する必要性は薄いです。

たとえば「友人の不安を整理して少しでも前向きになってもらいたい」「部下の目標を一緒に考えてちょっとでも仕事にやりがいを感じてもらいたい」などの目的でコーチングをしたいとしましょう。

過度な成果を求められないため、短期間で習得したコーチングスキルでも、十分に目的を達成できる可能性があります。

ICF認定コーチ浅井元規

コーチングの成果にこだわり、さらに人の役に立ちたいと思うようになったら、資格の取得を目指して本格的に学ぶとよいでしょう。

自分の悩みだけを解決できればよい

コーチングを学ぶ目的には、セルフコーチングによって自分の悩みを解決することも含まれます。

セルフコーチングでは自分を対象にコーチングを行うので、対外的に知識やスキルを証明する必要はありません。

コーチングで日常の悩みだけを解決できればよいと考えている方であれば、資格はいらない可能性が高いです。

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ただし、独学でコーチングを学んだ場合は、セルフコーチングの精度が低くなりやすい点に注意が必要です。資格を取得しない場合であっても、専門家の指導を受けて学ぶことも検討してみてください。

コーチングの資格がいる人の特徴3選

コーチングの資格がいらない人の特徴をお伝えしました。

続いてはコーチングの資格がいる人の特徴も解説します。

コーチングで起業したい

コーチングで起業したい方であれば、コーチングの資格を取得するのが望ましいです。

コーチングの資格を取得できるスクールでは、プロコーチとして活躍するために必要な基盤の確立、クライアントの獲得方法などまでカリキュラムに落とし込んでいる場合が多いです。

加えて、取得した資格をプロフィールサイトで公開して、クライアントの獲得に役立てることも認められることがあります。

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資格を取得せずにコーチングを学ぶより、起業や独立の成功確率を高められるでしょう。

コーチングスキルに自信を持てない

コーチングを学んだけれど習得したスキルに自信を持てない方もいるでしょう。自信を持ってコーチングをしたいのであれば資格の取得が最適です。

コーチングの資格を取得するには実践的なカリキュラムを受講する必要があります。

たとえば、参加者同士で公開コーチングを行って、オブザーバーと担当コーチからフィードバックを受けるなどの訓練をします。

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書籍やインターネットの学習で体験できない厳格なトレーニングは、自身のコーチングスキルに対して確かな自信をもたらすでしょう。

クライアントが増えずに悩んでいる

クライアントが増えずに悩んでいる方であれば、コーチングの資格を取得するのが望ましいです。

クライアントはお金を支払ってコーチングを受けるため、損をしないように少しでも経験豊富なコーチに依頼したいと考えます。

資格を取得していれば、過去のトレーニング時間やコーチングの実施回数などをある程度示せるので、クライアントの立場からすると力量を想定しやすく安心して依頼しやすいです。

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資格を取得していない人と比較してクライアントを獲得しやすくなるのは確かでしょう。

コーチングの資格取得におすすめのスクール

コーチングの資格がいらない人、いる人の特徴について解説しました。

それぞれの特徴を理解したうえで、あらためてコーチングの資格に興味を持った方もいるでしょう。

コーチングの資格に興味があれば、CAM Japanというコーチングスクールがおすすめです。

CAM Japanは、世界水準となる国際コーチング連盟(ICF)から認定されたコーチングスクールです。

コーチングの本場であるアメリカで2005年から始動し、何千人ものコーチを輩出してきた歴史的なカリキュラムでコーチングを習得できます。

CCAP(Certified Coach Approach Practitioner)コースでは、コーチングを実践的に使えるところまで体系的に学ぶことができ、修了するとCCAP認定資格を取得可能です。

ICF認定コーチ浅井元規

コーチングに関する疑問を解消できる無料説明会も実施しているので、コーチングの資格の必要性にまだ迷っている方もぜひ参加してみてください。

結論|コーチングの資格がいらないか迷う場合は専門家に相談

コーチングの資格がなくてもコーチとして活動できますが、実績が少ない段階ではクライアントから仕事を獲得するのに苦労する恐れがあります。

プロのコーチを目指してスムーズに活躍したいのであれば、客観的に力量を伝えられる資格を取得するのが望ましいです。

ただ、知名度と難易度が低いコーチングの資格だと、取得した効果を実感できないかもしれません。

費用対効果を重視するのであれば、ICF認定資格のようにコーチング業界で有名な資格がおすすめです。

コーチングの資格を取得するにはたくさんの時間とお金を要するので、半端な覚悟で勉強を始めると挫折するリスクがあります。必要性を真剣に考えてから取得を目指すようにしましょう。

ICF認定コーチ浅井元規

どうしてもコーチングの資格が必要かどうか迷う場合は、コーチングスクールの無料説明会に参加して専門家に相談してみてください。

コーチングの資格がいらないか迷う人によくある質問

コーチングの資格がいらないのか、まだ答えが出ていない方もいるはずです。

コーチングの資格がいらないか迷う人によくある質問に回答します。

コーチングの資格はプロコーチを目指さない場合は一切いらない?

プロコーチを目指さない場合でも職場の昇進で役立つ場合があります。

たとえば、職場で管理職に昇進するにはマネジメント力やコミュニケーション力、リーダーシップなど、個人と組織を導くために必要な各種スキルを証明しなければなりません。

コーチングは、人を動かす質問や無理のない目標設定などを通じて、個人と組織を成長させる手段であり、昇進において資格が評価される可能性もあります。

職場でさらに活躍したいと考えている方は、コーチングの資格取得を前向きに検討してみるとよいでしょう。

自己啓発を目的とする場合はコーチングの資格はいらない?

自己啓発を目的とする場合は、コーチングスキルを対外的に証明する必要性が薄いため、基本的に資格を取得する必要はありません。

コーチングの考え方を書籍やWebサイトで広く浅く学ぶだけでも視野が広がり、プライベートや仕事で関わる人々との接し方について見直すきっかけを得られます。

ただ、コーチングで周囲の人々を本格的に支援したくなった場合、知識だけでは不十分です。コーチングを行っても形式的な対話となり、相手の本音を引き出せないこともあるでしょう。

本格的なトレーニング、実践が求められる資格取得を目指すのが理想的です。

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