パーソナルコーチングとは?料金やおすすめサービス、資格などを紹介!

人生やキャリアの選択に迷いがあるとき、誰かに話を聞いてほしいと感じた経験はありませんか?

そんなときに役立つのがパーソナルコーチングです。

本記事では、パーソナルコーチングの概要や特徴、料金の目安、おすすめサービス、学ぶメリット、資格などについて分かりやすく解説します。

「コーチングを受けてみたい」「信頼できるサービスを探している」という方は料金やおすすめサービスの見出しを、「自分でセルフコーチングできるようになりたい」「コーチとして活動したい」と考えている方は、学ぶメリットや資格、スクールの見出しを参考にしていただけます。

目的や状況に合わせて、パーソナルコーチングをどのように活用するか考えてみてください。

【この記事でわかること】

  • パーソナルコーチングは1対1の対話を通じて内面の気づきを促し、自分らしい選択や行動を支援する対話手法です。
  • パーソナルコーチングの料金はコーチの経験やスキルによって大きく異なります。
  • 自分にパーソナルコーチングができるようになれば、コーチングサービスを利用するコストを節約できます。
もくじ

パーソナルコーチングとは?

パーソナルコーチングとは、ビジネスパーソンから主婦、学生まで、あらゆる立場の個人に対して1対1で提供されるコーチング手法のことです。

特定のアドバイスを押しつけるのではなく、対話を通して内面の気づきを促し、本人が自ら目標に向けて行動できるよう支援します。

ICF認定コーチ浅井元規

扱うテーマは非常に広く、仕事や転職といったキャリア課題はもちろん、人生の方向性、人間関係、家族、健康、将来のビジョンなど、生活全般に及びます。

一人ひとりの課題や価値観に合わせてアプローチするため「パーソナル(個人的)」という名前がついています。

近年では、さまざまな立場の人々がパーソナルコーチングによって生き方を見直し、自分らしい選択の実現を目指すようになりました。

パーソナルコーチングの特徴

パーソナルコーチングにはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、パーソナルコーチングの主な特徴について解説します。

1対1のマンツーマンで行う

パーソナルコーチングの多くは、コーチとクライアントが1対1で行うマンツーマン形式です。

この形式により、クライアントは他人を気にせず自由に話すことができ、より深いレベルでの自己開示が可能になります。

グループセッションでは得られない個別対応の良さがあり、時間もクライアント一人のために確保されるため、集中して自己課題に向き合うことができます

回を重ねるごとにコーチとの信頼関係が深まり、相談内容の精度や効果も高まっていきます。

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繊細なテーマや個人的な悩みを扱いたい場合は、パーソナルコーチングが適しているでしょう。

テーマの幅が広い

パーソナルコーチングでは、テーマの縛りがほとんどありません。

キャリアアップや転職といった仕事関連の課題はもちろん、人生の目的、生き方の方向性、夫婦関係や育児、親との関係、健康管理、時間の使い方など、個人の生活全体に関わる内容を自由に扱うことができます。

テーマが自由であることで、クライアントが自分にとって本当に大切なことと向き合いやすくなっています

悩みがはっきりしていない場合でも、セッションの中で対話を重ねることで、本当の課題が明らかになることも珍しくありません。

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どんなに些細な悩みであっても否定されず、価値あるテーマとして扱われることが、安心感や信頼につながります。

コーチングのテーマについての具体例や見つからないときの対処法については下記の記事も参考になります。

内面から答えを引き出す

パーソナルコーチングでは、答えはクライアント自身の中にあるという前提に立ちます。

コーチの役割は、正解を提示することではなく、問いかけやフィードバック、沈黙を活用しながら、クライアントが自身の価値観や意志に気づくのをサポートすることです。

こうしたアプローチによって、他人の意見に流されるのではなく、自分の内側から納得感のある答えを得ることができます。

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自分で決めた行動であればモチベーションも高まりやすく、主体的に動けるようになるでしょう。

パーソナルコーチングの種類

パーソナルコーチングには複数のタイプがあり、ニーズに応じて使い分けがなされます。

パーソナルコーチングの種類についてご紹介します。

ライフコーチング

ライフコーチングは、仕事に限らず、人生全体の質を向上させたい方に向けたコーチングです。

対象となるのは「もっと自分らしく生きたい」「今後の人生をどう進むべきか悩んでいる」「人間関係がうまくいかない」といった思いを持つ方々です。

セッションでは、クライアントがどのような価値観を持っていて、どんな生活を理想としているのかを探りながら、現実とのギャップを少しずつ埋めていきます。

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日常の中で感じる違和感や不満の正体を明確にし、満たされた人生に近づけるための支援を行います。

ビジネスコーチング

ビジネスコーチングは、主に仕事に関する課題を解決したい人に適したコーチングです。

目標設定や業務改善、リーダーシップの強化、チームとの関係性向上など、ビジネスパーソンに必要な行動変容をサポートします。

近年では、企業研修の一環としてビジネスコーチングを導入する事例も増えており、実践的で成果につながりやすい手法として注目されています。

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会社員だけでなく、個人事業主やフリーランスが抱える課題にも対応可能です。コーチの客観的な考え、意見に触れながら思考を整理できます。

キャリアコーチング

キャリアコーチングは、働き方や職業選択に悩んでいる人に向けたコーチングです。

「今の仕事を続けていいのか不安」「自分に合った働き方を見つけたい」「転職を考えているが方向性が定まらない」といった課題を取り上げ、クライアントの経験や価値観を深掘りしながら、自分らしいキャリアを描けるよう支援します。

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長期的に納得できる選択をするための土台作りに重きを置くのが、一般的な転職支援との違いだといえるでしょう。

キャリアコーチングを受けた人の体験談、料金などについて知りたい方は下記の記事もご覧ください。

エグゼクティブコーチング

エグゼクティブコーチングは、企業の経営者やマネージャー、管理職といった意思決定者を対象としたハイレベルなコーチングです。

組織のビジョン策定、戦略的な思考、リーダーシップの強化、部下育成など、複雑な課題に対して深い対話を通じて支援します。

責任の重いポジションにいる人は孤独を感じやすく、自分の考えを率直に話せる相手が限られがちです。

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エグゼクティブコーチングのセッションは、孤独や意思決定の負担を和らげる機会としても機能します。

エグゼクティブコーチングの概要や費用、効果などについては下記の記事でも解説しています。

パーソナルコーチングの料金

パーソナルコーチングの料金は、コーチやサービスによってさまざまです。

たとえば、パーソナルコーチによっては、以下のような料金設定を提示している場合があります。

・セッション時間60分×2回:20,000円
・セッション時間60分×4回:32,000円

コーチングサービスによっては、以下のようにパーソナルコーチの経験やスキルレベルに応じて料金を細かく分けているケースもあります。

・トレーニング最中のコーチ:セッション時間60分で5,000円~
・一定の経験があるコーチ:セッション時間60分で15,000円~
・熟練したコーチ:セッション時間60分で30,000円~

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料金はパーソナルコーチの実績や専門分野によって変わるため、自分の目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。

一般的なコーチングの料金や高いと言われる理由について相場を知りたい方は下記の記事もご覧ください。

パーソナルコーチングの受け方

パーソナルコーチングを効果的に活用するには、自分に合ったコーチを見つけてスムーズにセッションへと進むことが重要です。

事前に流れを理解しておくことで、初めての方でも安心して取り組めます。

ここでは、信頼できるコーチの探し方と、セッションを受けるまでの一般的な流れを具体的に解説します。

コーチの探し方

自分に合ったパーソナルコーチを見つける方法はさまざまあります。

たとえば、検索サイトや専門のマッチングサービス、SNSなどで見つけることが可能です。

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対面したときの安心感も重要な判断材料になります。初回無料セッションを提供しているコーチも多いため、実際に話してみて感覚を確かめるのもおすすめです。

セッションまでの流れ

コーチが決まったら初回のセッション日程を調整します。

多くの場合、事前のヒアリングや簡単なアンケートを通じて、相談内容や目的を共有します。

オンラインでの実施が主流で、ZoomやGoogle Meetなどのツールを使用します。

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初回では関係構築や目標設定が中心となり、継続的な支援を希望する場合は、回数や期間を相談しながら進めていきます。

パーソナルコーチングのおすすめサービス

パーソナルコーチングのサービスを提供している事業者もたくさんあります。

ここではパーソナルコーチングのおすすめサービスをいくつかご紹介します。

mento

mentoは、プロのコーチによる1on1セッションで、人生やキャリアの悩みを整理し、自分らしい答えを見つけるためのパーソナルコーチングサービスです。

転職や人間関係など、正解のない悩みに対して、完全オーダーメイドの対話を通じて深い自己理解と行動のヒントを引き出します。

審査通過率10%以下の実力派コーチのみが在籍し、信頼できる支援を受けられるのが特徴です。

mybuddy

mybuddyは、個人と組織の成長を同時に支援するスタイルのパーソナルコーチングサービスです。

エグゼクティブやマネジメント層、一般社員まで幅広く対応し、事前のヒアリングをもとに、課題に合わせた最適なコーチングを提供しています。

マインドセットやスキル強化に向けた研修・制度設計も含めて、組織づくりを総合的にサポートしてくれるのも特徴です。導入成果はレポートで可視化されます。

REEED

REEEDは、単発ではなく継続的な伴走に重きを置いたパーソナルコーチングサービスです。

クライアントとコーチが一定期間ともに歩み、セッションとフィードバックを繰り返すことで、目指す未来に向かって最適な行動を明らかにしていきます。

「やりたいことが分からない」「現状を変えたい」「人生をもっと充実させたい」といった漠然とした悩みを持つ方に適しているでしょう。

パーソナルコーチングを受ける注意点

パーソナルコーチングを受ける際には、「誰に依頼するか」が非常に重要です。

信頼できるコーチを選ばなければ、期待した成果が得られない可能性もあります。

実は、コーチという肩書きは資格がなくても名乗ることができるため、コーチング経験が浅かったり、適切なトレーニングを受けていなかったりする人が存在しても不思議ではありません。

そのため、実績や資格、クライアントからの評価などを確認し、信頼できるコーチかどうかを見極めることが大切です。

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コーチングにおいてコーチ自身の人間性も成果に大きく関わる要素です。相性が合わなかったり、価値観に違和感を覚えたりする場合は、無理に継続するのではなくほかのコーチを検討するのも一つの方法です。

パーソナルコーチングを学ぶメリット

パーソナルコーチングに興味はあるけれど「料金が高い」「なんとなく怪しそう」と感じる方もいるかもしれません。

そんな方には、コーチングを学んで自分自身に問いかけるセルフコーチングという選択肢があります。

たとえば「なぜこの仕事を続けているのか?」「本当に望んでいる働き方は?」「1年後、どうなっていたいか?」といった問いを自分に投げかけ、対話を深めることで他者から受けるパーソナルコーチングと同様の効果を得られる可能性があります。

コーチングスキルを習得すれば、高額なコーチングサービスを利用せずに済み、継続的な費用を抑えることも可能です。

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他者を支援するパーソナルコーチとして活躍する道も開かれます。パーソナルコーチングを学ぶことは、自己理解・自己成長・キャリア拡大のすべてに役立つ選択肢だといえるでしょう。

パーソナルコーチングの資格

パーソナルコーチングを本格的に学びたいのであれば資格取得もおすすめです。

パーソナルコーチングの代表的な資格をご紹介します。

パーソナルコーチング1級

パーソナルコーチング1級は、一人ひとりのテーマに真摯に向き合いながら、実践的なコーチング技術を学べる資格です。

自分で考える力を育てたい方や、人間関係に悩む相手を支援したい方など、多様な立場・目的に対応しています。

職場での人材育成に課題を感じている方や、目標設定のコツ・モチベーションを引き出す具体的な手法を知りたい方にもおすすめです。

修了後には、内閣総理大臣認証のNPO法人コミュニケーション能力開発機構より認定証が発行されます。

運営団体一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会
費用受講料:定価22,000円
条件講座修了
難易度日常・ビジネスレベル

ICF認定ACC資格

ICF認定ACC(アソシエイト・サーティファイド・コーチ)資格は、一定の経験を積んだコーチを対象とした国際資格です。

「コーチングを社会の共通言語に」というビジョンを掲げるICF Japan(国際コーチング連盟日本支部)が日本国内に資格を広めています。

取得には100時間以上のコーチング実績など高度な実践経験が求められます。コーチングを深く学べるうえ、業界内での知名度も高く、クライアントからの信頼も得やすいです。

パーソナルコーチとして活動を始めたい方、本格的にプロを目指す方などに適しています。

運営団体ICF Japan
費用申請:$175USD~$625USD
条件・60時間以上のコーチング教育・100時間以上のコーチング経験
・10時間のメンターコーチング・パフォーマンス評価(合格点)の取得・筆記試験の合格
難易度初級プロレベル

パーソナルコーチングを学べるおすすめのスクール

パーソナルコーチングを学べるスクールとしておすすめしたいのがCAM Japanです。

CAM Japanは実践型ICF認定コーチングスクールであり、家族や友人、部下、クライアントなど、自分と関わる人々の力になれるパーソナルコーチングを学べます

ICF資格取得コースも開講しており、パーソナルコーチングを学びながら、ACC資格申請に必要な60時間以上のコーチング教育と10時間以上のメンターコーチング時間も満たすことも可能です。

パーソナルコーチングの疑問を解消できる無料説明会も実施しています。

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パーソナルコーチングについて詳しく知りたい方や、資格取得の必要性などが気になっている方は、ぜひ一度無料説明会にご参加ください。

結論|パーソナルコーチングで理想の人生を実現

パーソナルコーチングは、1対1の対話を通じて価値観や目標に気づき、理想の人生やキャリアを追求していく方法です。

コーチングを受けることで、自分の内側から納得感のある答えを見つけ、主体的に行動する力が身につきます

コーチングサービスを利用しなくても、スクールでセルフコーチングのスキルを身につけることで、費用の負担を抑えながら自己成長や課題解決を図ることも可能です。

パーソナルコーチングに興味がある方は、まず無料体験セッションやスクールの無料説明会に参加してみてください。

実際にコーチングの詳細を知ることで、自分に合った活用方法が見えてくるでしょう。

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パーソナルコーチングを上手く活用して、理想の人生やキャリア実現を目指しましょう。

パーソナルコーチングに関するよくある質問

本記事を通してパーソナルコーチングについて理解を深めていただけたでしょう。

パーソナルコーチングを受ける、あるいは実施するにあたって気になる疑問が残っている方もいるかもしれません。

パーソナルコーチングに関するよくある質問に回答します。

パーソナルコーチングに礼装はある?

パーソナルコーチング(個人向けコーチングサービス)においては、礼装や正装のような服装ルールは特に存在しません。

コーチもクライアントも基本的には、できるだけリラックスできる服装で対話に臨むことが重視されます。

ビジネスカジュアルまたは相手や環境に応じた清潔感のある服装で参加するとよいでしょう。

パーソナルコーチングとコンサルティングの違いは?

パーソナルコーチングとコンサルティングの違いは、問題解決へのアプローチや支援のスタンスにあります。

コンサルティングでは、その分野に詳しい専門家が状況を分析し、課題に対する具体的なアドバイスや解決策を提示します。場合によっては、解決策の一部をクライアントに代わって実行することもあります。

一方、パーソナルコーチングは、コーチが答えを提示するのではなく、クライアントとの対話を通じて内面の価値観や目標を明確にし、自らの力で行動できるようサポートするのが特徴です。

コンサルタントは「解決策を提供する専門家」、パーソナルコーチは「気づきを引き出す支援者」といえるでしょう。

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