社会人のキャリアアップにおすすめの資格6選【勉強法や注意点も】

社会人のキャリアアップにおすすめの資格6選【勉強法や注意点も】

「社会人生活や今の仕事にも慣れてきたし、そろそろキャリアアップしたい」
「年収アップや、もっと裁量を持って仕事をしたい」

キャリアアップに役立つ資格の取得を検討しているものの、たくさんあってどの資格にすればいいのか悩んでしまいますよね。

この記事ではキャリアアップに役立つおすすめの資格と、資格取得の際の勉強法や注意点について解説します。

資格を取得すると、キャリアアップ以外にもたくさんのメリットを享受できます。あなたのキャリアアップの最初のきっかけになるはずなので、ぜひ参考にしてください。

もくじ

キャリアアップに役立つ!資格を取得するメリットとは

資格を取得することは、キャリアアップに役立つことはもちろん、あなたの社会人としての市場価値を高めるメリットを享受できます。

以下の6つのメリットを享受した自身の姿を思い浮かべながら読み進めてください。

スキルと専門知識が身に付く

資格の取得に向けて努力していく過程の中で、その分野のスキルと専門知識が身に付きます。

身に付いたスキルと専門知識はあなたの業務に役立つのはもちろんのこと、成果を出すことでチームや同僚、上司、顧客などのステークホルダーにからあなたへの評価が上がり、結果として採用市場での価値も上がっていくことになります。

スキルと専門知識を身に付けることは、ひいては仕事のやりがいにも繋がっていくでしょう。

自身のスキルの証明になる

資格を取得するということは、その分野において「一定の知識やスキルを持っていること」を公的機関などの第三者が証明してくれるということです。

転職の際にも、即戦力として活躍していけることをアピールできます。

企業の採用担当者は、数多くの転職希望者の応募書類に目を通していますが、その中でも資格所持者は採用担当者の目に留まりやすく、一目置かれる存在になるはずです。

応募できる企業が増える

求人を出している企業は、資格を所持していることを応募者への必須条件といているところも少なくありません。
そのため資格を取得していれば、転職時に応募できる企業の数が増えます。

また、必須条件ではなく歓迎条件として提示されている場合も、資格を所持していることで他の応募者より一歩リードできるはずです。

学びに対する意欲を他者にアピールできる

資格を所持している人は、客観的にみて「学びに対して意欲的な人」という印象を持たれるはずです。

自分の価値を高めることに意欲的な人材だと判断してもらえ、採用担当者に好印象を与えられます。

資格を取得するには、高いモチベーションを維持しながら知識やスキルを得ていかなければいけません。

資格を取得しているということは、それだけの努力をできる人材だとアピールすることに繋がります。

一生の資産になりうる

資格を取得したことで得た知識やスキルは、一生の資産になり得ます。

資格の種類によっては、独立開業にも役立てられるかもしれません。

転職によるキャリアアップを目指すにしても、独立開業を目指すにしても、資格があなたの年収を大幅にアップさせてくれるきっかけになってくれるはず。

今資格取得に向けて努力すれば、その効力は生涯に渡って残り続けるでしょう。

人生が豊かになる

資格取得に向けて努力する過程の中で得た経験は、あなたの人生を豊かにしてくれるきっかけになります。

結果的に、知識やスキルだけではなく以下のような副産物も得られるはずです。

  • 忙しい日常の中で勉強時間を確保する時間術
  • ストレス解消法、リフレッシュ方法
  • 学びの価値
  • 集中力、忍耐力

知識やスキルだけでなく、資格取得に向けて努力する一連の流れ全てが、あなたの人生に彩りを与えてくれるきっかけになるでしょう。

キャリアアップに繋がるおすすめ資格6選【口コミあり】

この章では、職種を問わずキャリアアップに有効なおすすめの資格を6つ紹介します。

もし自身がその資格を取得したら、どんな未来が待っているのかを想像しながら読み進めてください。

コーチング資格

コーチングとは、傾聴・質問・承認の3つのコーチングスキルを駆使して、相手(クライアント)を目標達成へと導いていくコミュニケーションスキルです。

コーチングのスキルは、リーダーシップの発揮やチームビルディング、部下の育成などさまざまなビジネスシーンで活用でき、コーチング資格を取得することでキャリアアップを目指すことも十分に可能です。

コーチング資格には、いくつかの民間資格があります。中でも「ICF(国際コーチング連盟)」の資格が世界標準とされており最も権威性がありおすすめです。
ICFの資格取得にはICF認定スクールの受講が必要です。

コーチング資格の口コミ

TOEIC

TOEICは、英語力を証明するテストです。

合格・不合格という判断はなく、テストの点数で自身の英語力を証明します。

大手企業や外資系の企業などでは、TOEICの一定の点数を応募条件として求人を出している企業も多くあるほど認知度の高いテストです。

TOEICの点数によって、一般的に以下のような英語力を持っていると判断されます。

500点以上簡単な英会話ができる
600点以上日常会話ができる
700点以上国際部門の業務も支障なくこなせる
800点以上英語で議論ができ、自分の意見をいえる

新卒採用では「TOEIC500点以上から記載化」としている企業も多くあります。

600点以上であれば、転職時に英語力をアピールできる武器になるでしょう。

TOEICに関する口コミ

https://twitter.com/kotorinENG/status/1430091977052151809

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を所持していることを証明できる国家資格です。

ITに関する知識は、今やエンジニアなどの技術者だけではなく、一般職の社員にも求められています。

ITパスポートの資格を取得しておけば、自身のITリテラシーをアピールする武器になります。

業務を開始してからも、専門用語に戸惑うことなく対応できるでしょう。

ITパスポートの合格率は約50%とされており、国家資格の中では低めの難易度です。

ITパスポートに関する口コミ

https://twitter.com/shiki_se_career/status/1646310419374694400

日商簿記検定

簿記検定には日商簿記・全商簿記・全経簿記の3種類がありますが、日商簿記検定はその中でも一番知名度が高い検定です。

簿記検定に合格すれば、経理・関係に関する知識を所持していることを証明できます。

検定は1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級があり、キャリアアップを目指すなら2級・1級がおすすめです。

日商簿記検定の合格率は、2級が15~30%、1級が10%前後とされています。

日商簿記検定の口コミ

https://twitter.com/osusumeshikaku1/status/1341131843362381824

MOS検定

MOSとは「マイクロオフィススペシャリスト」の略称です。

MOS検定は、Excel・Word・PowerPointの操作技術を証明する検定であり、Microsoft社公認の世界基準の国際資格となっています。

Microsoft社のソフトは、多くの企業が仕事上で頻繁に仕様しています。

そのため、資格取得のための勉強をそのまま実務に役立てられるはずです。

MOS検定には一般レベル・上級レベルの2つの階級があります。

合格率は一般レベルが80%以上、上級レベルが60%以上です。

MOS検定の口コミ

https://twitter.com/bDnPKjImXE22507/status/1668971262453116929

マーケティング検定

マーケティング検定は、様々なビジネスの基礎となるマーケティング知識・スキルを証明する内閣府認定の検定です。

資格取得に向けて学習を進める過程の中に、実際の業務に役立つ知識が散りばめられています。

知名度が高い資格のため、転職の際に大きな武器になるはずです。

マーケティング検定の合格率は公表されていません。2級・3級は正答率が70%以上であること、1級は全受験者の中で上位20%以上に入ることが合格の条件です。

マーケティング検定の口コミ

https://twitter.com/sho_ta1125/status/1631227717025955846
https://twitter.com/ba_kun_fit/status/1498420620086099968

資格取得を支援してもらえる給付金制度とは

資格を取得を目指す中で発生するテキスト購入や受験費用などを国が援助してくれる、「教育訓練給付金」という制度があります。

この制度を利用することで、資格取得にかかる費用の一部を補助してもらえ、経済的な負担を減らすことが可能です。

給付金を受けるには、雇用保険の加入期間などの条件を満たす必要があります。自身が対象になっているかどうかは、以下のフローチャートを参照ください。

(出典:厚生労働省

「教育訓練給付金」には、以下の3種類があります。

一般教育訓練受講費用の20%[上限10万円]を受講者に支給
特定一般教育訓練受講費用の40%[上限20万円]を受講者に支給
専門実践教育訓練最大で受講費用の70%[年間上限56万円・最長4年]を受講者に支給

各給付金受給の対象となる資格の詳細や一覧は、厚生労働省のHPよりご確認ください。

キャリアアップに繋がる資格選びのポイント

この記事で紹介した6つの資格以外にも、キャリアアップに繋がる資格は数多くあります。

この章では、その中から自身に合った資格を選ぶポイントについて解説します。

自身のキャリアプランに沿っているか

資格を選ぶ際は、自身のキャリアプランに沿っているものかどうかに合わせて選定するのがポイントです。

資格取得は目的ではなく、キャリアアップを実現するための手段でしかありません。

また、現在の職業でさらに高みを目指すのか、それとも未経験の業種にチャレンジするのかによっても、取得するべき資格は変わってくるはずです。

「その資格を取得することで、本当に自身のキャリアアップに繋がるのか?」という視点で向き合い、適切な資格を選びましょう。

難易度は自分に合っているか

資格を選ぶ際は、難易度が自分に合っているものを選ぶことが大切です。

ただし、資格の難易度は合格率だけで計るのは得策ではありません。

各資格には、合格を目指すうえでの勉強時間の目安があります。

例えば同じ合格率の資格でも、勉強時間の目安が長いほど難易度は高いと考えられるわけです。

また、資格によって試験の頻度にも違いがあります。

日々の勉強時間をどれくらい確保できそうか、いつ頃までに資格を取得したいのかを考えたうえで、自分に合った資格を選びましょう。

独立や起業に繋がるか

将来的に独立や起業を目指している方は、資格を選ぶ際もその辺りの将来性を考慮した方がいいでしょう。

自身が独立・開業したい業界で既に成功している人はどのような資格を所持しているのか、どのような経験を積んできたのかなどを研究し、参考にすることをおすすめします。

資格を取得するための勉強法

資格取得をするための勉強法として、大きく分けると以下の3つが挙げられます。

それぞれのメリット・デメリットを含めて解説していきます。

独学

一つ目の方法は、自身でテキストを購入したりインターネットから情報を得たりしながら独学で学ぶ方法です。

独学で学ぶメリットとして、自分のペースで勉強を進められること・費用を抑えられることなどが挙げられます。

ただし、強制力が働かないため、日常の忙しさなどを理由についつい学習をおろそかにしてしまいかねないことがデメリットだといえます。

また、何かわからないことがあっても質問できる相手がおらず、自身で解決するしかありません。

独学で学びながら資格取得を目指すなら、入念に学習計画を練って日々の学習を確実に積み重ねていくことが大切です。

通信講座で学ぶ

自宅で勉強しながら資格取得を目指すなら、通信口座を利用するのも一つの手段です。

必要なテキストや問題集を用意してもらえるので、効率的に学習を進められます。

また、質疑対応や問題の採点・添削をしてくれる講師もいるので、人に習いながら学習を進めていくことが可能です。

独学で学ぶ場合よりも費用はかかるものの、効果的な学習法だといえます。

スクールに通って学ぶ

本気で資格取得を目指すなら、スクールに通って講師から直接学ぶことも視野に入れておきましょう。

その分野に精通した講師から直接指導を受けられるので、短期間でのスキルアップが期待できます。

同じスクールで学ぶ同じ志を持った仲間と出会え、切磋琢磨しながら学習を進めていけるのも利点です。

また、前述した「ICF(国際コーチング連盟)」の資格のように、スクールで学ぶことが必須となる資格もいくつかあります。

通信講座よりもさらに費用はかさむものの「せっかくお金を払ったのだから……」といった感じで高いモチベーションを維持しやすい学習方法です。

キャリアアップを目指して資格を取得する際の注意点

キャリアアップのために資格取得を目指す際は、以下の3点に注意してください。

必要な費用を確認する

資格を取得するには、テキストの購入費や通信講座・スクールなどの学費、さらには資格試験の受験料などさまざまな費用が発生します。

資格取得までにいくらくらいの費用がかかるのかを確認すると同時に、資格取得後にその費用以上のリターンが望めそうかどうかも視野に入れて検討するようにしましょう。

できる限り費用を抑えるために、前述した「教育訓練給付金」の制度を有効活用することをおすすめします。

また、現在就業している企業の業務に役立つ資格であれば、会社側が費用を補助してくれる制度を準備している場合があります。

現在の会社でのキャリアアップを目指して資格を取得するなら、あらかじめ上司などに相談してみるといいでしょう。

学習計画に沿った勉強時間を確保する

資格取得を目指して学習を始める前に、まずはしっかりと学習計画を立てましょう。

計画なしに闇雲に学習をしていては、自身の現在地と最終目標との距離感を見失ってしまいます。

また、学習計画に沿った勉強時間を確保できるよう、一日や一週間の時間の使い方を見直すことも大切です。

多くの場合、勉強時間を割くためには今の生活から何かの時間を削減しなければいけません。

趣味の時間を削減するのか、もしくは友人や恋人、家族と楽しむ時間を削減するのか。

資格を取得するなら、何かと引き換えに勉強時間を確保する覚悟が必要です。

資格取得は目的ではなく手段であることを忘れない

何事においても、目的と手段が混同してしまうのはよくあることです。

資格取得は目的ではなく、キャリアアップという目的を達成するための手段であることを忘れないでください。

資格取得自体が目的となってしまうと、キャリアアップすることに対してのアクションを起こすモチベーションが湧かなくなってしまう恐れがあります。

資格取得以外でキャリアアップするには

前章で触れたように、資格取得はキャリアアップのための一つの手段にしか過ぎません。

最後に、資格取得以外でキャリアアップを実現するポイントをお伝えします。

部署異動を申し出る

キャリアアップを目指すために、部署異動を申し出ることは一つの有効な手段です。

今担当している業務とは別の業務に携わることにより、その業務に関するスキルが身に着くことはもちろん、自社の事業を俯瞰的に捉えられる視点が身に着くはずです。

新しい業務をゼロから始めるには、仕事に慣れるまでにある程度の時間を要します。

一つひとつの業務を地道にこなしながら、その先にあるキャリアアップを目指す心が前んが必要です。

今の部署で携わる業務の幅を広げる

部署異動はせずに、今の部署で携わる業務の幅を広げるのもキャリアアップへの一つの道だといえます。

自ら申し出て業務の幅を広げることで、その意欲的な働き方を評価してもらえるかもしれません。

今働いている会社でキャリアアップを目指すなら、上司や同僚からの厚い信頼を獲得しないことには昇進・昇格はありえません。

幅広い業務をこなすスキルを身に着けながら、キャリアアップへの道を切り開いていきましょう。

成果を積み重ねる

契約を取る・売上を上げるなど、自社の業績に直結する成果を積み重ねていけば、キャリアアップへの道は自然に見えてくるはずです。

今働いている会社でのキャリアアップを目指すなら、どんなに難易度が高い資格を取得するよりも、ゆるぎない成果を積み重ねる方が遥かに効果的でしょう。

ただし、数字面の評価だけでは出世に繋がらない可能性も十分にあります。

他者との円滑なコミュニケーションや、業務効率を最大化するためのチームビルディングなど、人としての魅力を積み上げていくことも大切です。

まとめ

キャリアアップを目指すうえで、資格取得は有効な手段の一つです。

ただし、資格取得はあくまでも手段であり、目的はキャリアアップであることを忘れてはいけません。

キャリアアップを目指して資格を取得すると、結果的に多くのメリットを享受できます。

学びの楽しさを実感でき、人生に彩りが与えられ、充実した日々を送れるようになるはずです。

つまり、資格を取得することでスキルアップと同時に人間的な成長も見込めるということです。

知識やスキルを身に着けると同時に人としての魅力を磨き続け、キャリアアップを実現してください。

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